東急不動産×慶應義塾大学ーー渋谷にスタートアップ・エコシステム研究の新拠点を設置。「SHIBUYAモデル」構築を目指す
東急不動産株式会社と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下、KMD)は、渋谷サクラステージ内にあるグローバル・イノベーション拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(以下、SDS)」と連携し、スタートアップ・エコシステムに関する研究を行う新たな拠点を渋谷に設置した。
両者は本拠点を通じて、データサイエンスを活用した広域渋谷圏のエコシステム分析や、世界に発信可能な「SHIBUYAモデル」の構築に向けた研究を本格化させる。
データサイエンスで集積の実態を可視化・構造化
本拠点では、KMDが持つ社会ネットワーク分析、グラフ理論に基づく中心性分析、機械学習といったデータサイエンス領域の研究成果を活用。渋谷エリアにおけるスタートアップ、投資家、大企業、研究機関などの相互関係を定量的に可視化し、支援施策と資金調達、事業成長等との因果関係を検証する。
また、非構造化データ(企業情報やインタビュー記録など)に対して自然言語処理や深層学習を用いることで、成長課題や支援ニーズを抽出・分類。海外の主要拠点との比較分析も含め、ディープテックを起点とした新産業が連続的に生まれる仕組みを学術的・実務的な視点から解明する。
産学連携による人材育成と社会実装も推進
研究成果の解明にとどまらず、ディープテック分野における起業支援の実装やアントレプレナー教育を通じた多様な人材育成にも着手する。さらには実際のシード投資や社会実装にも関与し、研究成果の社会還元を目指す。
東急不動産とKMDは、これまでも「東京ポートシティ竹芝」などでコンテンツとテクノロジーを掛け合わせた産学連携の取り組みを進めてきた実績がある。今回の渋谷での新拠点設置を通じて、先端技術と都市機能の融合、ひいては日本発の持続可能な産業創出モデルの確立を図る。
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(TOMORUBA編集部)