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生成AIで大学業務を高度化 大和大学、24時間対応のAIチャットボット実証を開始

生成AIで大学業務を高度化 大和大学、24時間対応のAIチャットボット実証を開始

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学校法人西大和学園 大和大学は、学生および教職員向けのAIチャットボットサービスの実証実験を2026年5月下旬より開始する。生成AIを活用し、学内問い合わせ対応の高度化と業務効率化を図る取り組みだ。

同実証は、株式会社システム ディが提供する学校事務トータルシステム「Campus plan」を基盤に実施される。大学ポータル上で稼働するチャットボットを通じて、学生生活や学内手続きに関する疑問に即時回答できる環境の構築を目指す。

24時間365日対応へ、生成AIで学内サポートを刷新

今回のAIチャットボットは、学内規程や学生便覧といった既存ドキュメントを学習データとして活用し、ユーザーからの質問に対して自然言語で応答する仕組みを採用する。これにより、時間帯に関係なく問い合わせが可能となり、学生・教職員双方の利便性向上が期待される。

従来、窓口や電話に依存していた問い合わせ対応をデジタル化することで、対応の待ち時間削減や問い合わせの分散化が進む見込みだ。特に履修登録や各種手続きが集中する時期において、対応負荷の軽減が大きな効果をもたらすとみられる。

▲AIチャットボットサービス 画面例

デジタル学生証に続く取り組み、大学全体のDXを推進

大和大学はこれまでもDX推進に積極的であり、2024年4月にはデジタル学生証を全国に先駆けて導入。独自アプリによる出席管理や、QRコードを活用した図書館の入館・貸出システムなど、学内オペレーションの効率化を進めてきた。

今回のAIチャットボット導入は、これらの施策をさらに発展させるものと位置づけられている。単なる利便性向上にとどまらず、学内情報の集約・活用を通じた「データドリブンな大学運営」への移行を後押しする狙いもある。

学生・教職員それぞれに最適化された回答を提供

「Campus plan」のAIチャットボット機能では、利用者属性に応じた回答の最適化が可能だ。学生には履修やキャンパスライフに関する情報、教職員には業務関連の規程や手続きなど、それぞれの立場に即した回答を提示する。

また、チャット履歴の管理機能により、過去の問い合わせ内容を教職員が確認できる点も特徴の一つだ。頻出質問の分析や対応改善に活用することで、継続的なサービス品質の向上が見込まれる。

回答精度の可視化と改善サイクルを実装

本サービスには、AIの回答精度を評価する仕組みも備わる。AI自身が想定質問を生成し、それに対する回答をシミュレーションすることで、回答の妥当性をスコア化。低評価となった領域については、追加ドキュメントの登録などにより精度改善を図る。

このような評価・改善のサイクルを内包することで、導入後も継続的に精度を高めていく設計となっている。単発の導入にとどまらず、運用を通じて進化するAIサポート基盤の構築が目指される。

問い合わせ対応の省力化と教育現場の高度化へ

今回の実証実験は、問い合わせ対応の自動化による教職員の業務負担軽減と、学生サービスの質的向上を両立する取り組みといえる。今後、実証結果を踏まえた本格導入が進めば、大学におけるAI活用の新たなモデルケースとなる可能性もある。

高等教育機関においてもDXの重要性が高まる中、AIを活用した学内サポートの高度化は、教育環境の競争力を左右する要素となりつつある。大和大学の取り組みは、その先行事例として注目される。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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