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DATAFLUCT×山星屋、黙知をAIで可視化し「人×AI」の新たな営業モデルの開発・実証を開始

DATAFLUCT×山星屋、黙知をAIで可視化し「人×AI」の新たな営業モデルの開発・実証を開始

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株式会社DATAFLUCTと、丸紅グループの菓子専門商社・山星屋は、営業現場の変革に向けた共創プロジェクトとして「営業支援AIエージェント」の開発・実証を開始した。2026年3月より初期版(MVP)の運用をスタートし、2027年春までに営業担当約300名への展開を予定。両社が持つデータ活用技術と現場知見を融合し、営業の在り方そのものを再設計する取り組みが進んでいる。

単なる導入ではなく「共創」で進める営業変革

本プロジェクトの特徴は、AIツールの導入にとどまらず、現場と開発が一体となって価値を磨き込む「共創型」である点にある。山星屋の営業担当者が日々の業務で蓄積してきた知見やノウハウを起点に、DATAFLUCTがそれらをデータとして構造化。両社が試行錯誤を重ねながら、営業現場で本当に使えるAIエージェントの実装を進めている。

背景には、菓子卸売業界が直面する市場縮小やコスト高騰といった構造課題がある。こうした環境下で求められるのは、単なる効率化ではなく、提案力そのものの進化だ。今回の取り組みでは、営業担当者の暗黙知を組織全体で共有可能な形式知へと転換し、全社的な営業力の底上げを目指す。

現場起点で磨き込むAIエージェントの3つの機能

実証では、DATAFLUCTの「Airlake BI Agent」をベースに、営業活動を支援する機能を共創的に開発。現場の声を反映しながら、以下の3つの機能を実装している。

第一に、自然言語での対話型検索機能。営業担当者が「売上推移をグラフで見たい」といった指示を出すだけで、AIがデータ分析と可視化を自動で行う。これにより、これまで手作業で行っていた集計・資料作成の負担を大幅に削減する。

第二に、社内ナレッジの抽出機能。膨大な社内資料から必要な情報を即座に取り出し、根拠となるデータとともに提示することで、属人化していた情報活用を解消。経験の浅い社員でも、一定水準以上の提案が可能となる環境を整える。

第三に、AIによる企業分析機能。得意先の販売データや市場情報を多角的に分析し、インサイトを自動生成する。営業担当者は分析業務から解放され、より顧客に寄り添った提案活動へと注力できる。

「営業1+1」へ、現場とともに進化するAI

今後は、2027年春の全社展開に向けて、現場との対話を重ねながら機能を拡張していく。例えば「特定顧客に対して次に提案すべき商品は何か」といった、より高度な意思決定支援にも対応する予定だ。

この取り組みの核にあるのは、「人×AI」の役割分担を再定義することにある。AIがデータ処理や分析を担い、人は顧客との関係構築や価値提案に集中する。いわば「営業1+1」という新たな働き方を、共創を通じて現場に実装していく。

山星屋の担当者も、「単なる効率化ではなく、社員の可能性を引き出す挑戦」と語る。DATAFLUCTの技術と、山星屋の現場知見が交差することで、営業の属人性を乗り越えた再現性のある提案モデルが形になりつつある。

卸売業の次世代モデルは、外部パートナーとの共創によってこそ実現される。両社の取り組みは、AI時代における営業の進化の一つの指針となりそうだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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