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ヒョンデ×CCC、長野・軽井沢で新たなモビリティの実証実験を開始  EVカーシェアとカルチャー体験を融合し、地域の魅力を巡る新しい移動モデルへ

ヒョンデ×CCC、長野・軽井沢で新たなモビリティの実証実験を開始  EVカーシェアとカルチャー体験を融合し、地域の魅力を巡る新しい移動モデルへ

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Hyundai Mobility Japan株式会社(以下、ヒョンデ)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)は11月10日、軽井沢における新たなモビリティの実証実験を開始すると発表した。年間約850万人が訪れる国内有数の観光地・軽井沢で、EVカーシェアとカルチャー体験を組み合わせた“次世代の移動モデル”の創出を目指す。

観光需要増で高まる「移動課題」

豊かな自然と文化・芸術、食の魅力にあふれる軽井沢だが、繁忙期には交通渋滞や移動手段の不足が課題となる。地域住民・別荘所有者・観光客が混在するエリア特性も相まって、利便性と持続可能性を両立した移動手段の整備が求められてきた。

今回の実証は、地域の魅力を損なうことなく、滞在者がより快適に移動できる新たなモビリティのかたちを探る取り組みとなる。

EVカーシェア「MOCEAN」と地域メディア「JAPAN 100」が連携

実証実験では、ヒョンデのカーシェアリングサービス「MOCEAN(モーシャン)」と、CCCが運営する体験型地域メディア「JAPAN 100」を組み合わせ、軽井沢の文化・観光スポットを効率的に巡るルート提案を行う。MOCEANは2022年に横浜でスタートし、代官山T-SITEや富山、沖縄などへ設置拠点を拡大。

軽井沢書店付近には、ヒョンデのフラグシップEV「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)」2台を配置。利用者には3時間無料クーポンが配布され、11月18日(火)からサービスを開始する予定だ(事前予約受付中)。

JAPAN 100は、地域の専門家が厳選したスポットを紹介するメディアで、観光動線を分散し地域経済の活性化を目指す。連携により、現在地から近いスポットの自動提案、テーマ別のおすすめルート、海外観光客にも使いやすい多言語対応 といったパーソナライズされた移動体験が可能になる。

中長期展開を見据えた地域密着型モビリティへ

両社は「地域に寄り添う実効性の高いソリューション」を共同で企画・実施し、軽井沢の移動体験向上と地域価値の最大化を目指す。今回の実証は将来的なサービス展開への重要なステップと位置づけられており、中長期的に日本各地での展開も見据える。

CCCは“カルチュア・インフラをつくる”をミッションに、生活者・地域・企業を結ぶ多様な事業を展開。今回の取り組みも、その知的資本を活かした地域支援モデルの一環として位置付けられる。

EVによる環境負荷低減、地域文化を深めるルート提案、観光と生活が共存するエリアでの移動最適化。軽井沢を舞台にしたヒョンデとCCCの実証実験は、これからの“観光地のモビリティ”の可能性を大きく広げる試みとなりそうだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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