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屋内運動支援ソリューション「テレさんぽ」で健康づくりを推進――笠置町とパナソニックE&Cが事業連携協定を締結

屋内運動支援ソリューション「テレさんぽ」で健康づくりを推進――笠置町とパナソニックE&Cが事業連携協定を締結

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京都府相楽郡笠置町とパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(以下、パナソニックE&C)は4月24日、高齢者の健康づくりと社会参加の促進を目的とした事業連携協定を締結した。両者は、パナソニックE&Cが開発した屋内運動支援ソリューション「テレさんぽ」を活用し、介護予防および地域コミュニティの活性化に取り組む。

実証実験は2026年3月まで

協定に基づき、2025年4月18日から2026年3月31日までの実証実験を実施する。「テレさんぽ」は、観光地の風景映像を見ながら足踏み運動ができるデバイスで、旅行気分を味わいながら楽しく運動が続けられることが特徴。屋内で使用可能なため、天候に左右されず運動習慣を支えることができる。また、映像を通じた会話のきっかけも生まれやすく、参加者間の自然な交流が期待される。

今回の取り組みは、福岡県糟屋郡志免町に続く2例目の「テレさんぽ」活用による自治体との連携事業となる。

笠置町が担う役割と期待される効果

笠置町は、町の総合計画や健康保険事業計画などに基づき、住民が生涯にわたり健康で生きがいのある生活を送れるまちづくりを進めている。今回の実証では、「テレさんぽ」の導入を通じて、町民の健康意識の醸成、介護予防に対する理解促進、地域でのつながりの創出を目指す。

対象となる高齢者には「テレさんぽ」を無償で貸与し、地域の「通いの場」などで日常的に使用できるようにする。これにより、参加率の向上や孤立感の軽減といった効果が見込まれている。参加者の声やデータは、今後の政策立案にも活用される予定だ。

パナソニックE&Cの取り組みと展望

一方、パナソニックE&Cは、「テレさんぽ」の提供とともに、機器の運用支援や利用状況の分析、地域課題の把握といった役割を担う。長年にわたり蓄積してきた映像・音響・通信分野の技術を活かし、高齢者の健康寿命延伸や、地域社会の持続可能性に貢献する構えだ。

パナソニックE&Cは「テレさんぽ」によって生まれる小さな日常の変化や出会いが、やがて地域の活力につながるとし、今後も全国の自治体との連携を進めていく方針を示している。

地域×技術で描く、介護予防の未来

高齢化が進む中で、健康寿命の延伸や地域における高齢者の孤立化防止は喫緊の課題となっている。今回の取り組みは、自治体と民間企業がそれぞれの強みを活かして課題解決に挑む新たなモデルケースとして注目される。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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  • 後藤悟志

    後藤悟志

    • IT企業
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