研究エンパワープラットフォームの実現に向けて、LabBaseがシリーズBラウンドの資金調達
研究エンパワープラットフォームを展開する株式会社LabBaseは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営するJICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合からシリーズBラウンドでの資金調達を実施すると共に、久能祐子氏(元 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 アドバイザー)、高橋祥子氏(株式会社ジーンクエスト 代表取締役)、その他、大学研究者など複数名が新たに同社の株主として参画したことを発表した。
資金調達の背景
新たに制定したパーパス「研究の力を、人類の力に。」の推進に向けてLabBaseは2022年9月1日に、社名やサービス名を含めたCorporate Identityを刷新し、「研究の力を、人類の力に。」という新たなパーパスを掲げて更なる高みを目指した挑戦に取り組んでいる。今回調達した資金は主に、パーパス実現を推進する上で欠かすことのできない、ソフトウェアエンジニア/リサーチエンジニアの採用や、新規事業の開発などに充てる予定だ。
LabBaseがこれから取り組んでいくこと
研究領域に関するあらゆる課題を解決するための”デサイロ化”
「研究」は、人類の進化や身の回りにある様々なイノベーションの源泉になっている。電気、ワクチン、インターネットなど、現代を生きる私たちにとってなくてはならないものも「研究」から生まれている。
しかし、この人類の叡智の結集とも言える「研究」には”サイロ化”しているという課題がある。”サイロ化”=「学術界と産業界の壁、研究者同士の壁、研究組織同士の壁など、様々な分断」があることで、十分にその力が発揮されず、科学と社会の発展にブレーキをかけている可能性があると考えられる。同社はそうした「研究」におけるあらゆる壁や分断を取り除く=”デサイロ化”することで研究の力をさらに押し上げ、人類の力になることを目指している。
こうした思いを創業から掲げ、研究を頑張る理系学生と企業をつなぐスカウトサービス「LabBase就職」を皮切りに、最近では、研究開発者・技術者と企業をつなぐスカウトサービス「LabBase転職」、研究室とあなたをつなぐ研究室検索サービス「LabBase研究室サーチ」など、研究者や研究に関わる方々に価値あるサービスの開発に挑戦し続けている。これからも、「研究の力を、人類の力に。」というパーパスに向かい、「研究エンパワープラットフォーム」を実現させるための価値提供に邁進していくという。
ファイナンスとしての取り組み
研究者の、研究者による、研究者のためのエコシステムファイナンスへの挑戦
今回新たに株主に参画するのは、研究領域への支援を行っている政府系ファンドや、自らも研究者として、また研究を通した社会貢献を目指すイノベーターとして活躍するなど、同社が価値提供をしていく研究領域のステークホルダーだ。そうした人々と思いを共にし、パーパスである「研究の力を、人類の力に。」の推進に向けて「研究者の、研究者による、研究者のためのエコシステム構築」のきっかけにしていきたいと考えているという。
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