SQUEEZEのクラウド宿泊運営システム「suitebook」と鍵管理システム「Keycafe」が連携、物理鍵ホテルでも無人化・省人化オペレーションが可能に
ホテル運営のDXを推進する株式会社SQUEEZEと、キーカフェ・ジャパン合同会社は、クラウド宿泊運営システム「suitebook」と鍵の受け渡しが無人でできる「Keycafe」とのシステム連携を開始した。
suitebook × Keycafeが実現する、ホテル運営の効率化
「Keycafe Smartbox」はボックス型の端末とタッチパネルを備えており、施設側が鍵やカードキーをボックスに入れて、ゲスト特定の暗証番号を付与することができる。ゲストはタッチパネルから暗証番号を入力するだけでボックスから鍵やカードキーを受け取ることが可能。暗証番号はゲストごとに有効期間限定で設定できるので、宿泊運営においては、予約に紐づけて滞在期間中のみ利用可能という設定ができる。
客室の鍵にシリンダーキーやカードキーを採用している宿泊施設では、現状鍵の受け渡しをフロントスタッフが対応するオペレーションとなっており、施設はフロントの固定人件費やシフト調整等の間接コストを抱えながら運営をしている現状がある。また、物理的な鍵からスマートロック等の最新デバイスに切り替えるためには、客室ドアの取り替えの施工費など多額の再設備投資が必要になる。
今回のシステム連携により「Keycafe Smartbox」を活用することで、設備投資を最小化しつつ、一部のフロント業務を効率化させることが可能。同社が提供するクラウド宿泊運営システム「suitebook」とのAPI連携により、ゲストごとの予約に紐づけた特定の暗証番号が自動発行される。モバイルチェックイン機能・クラウドコンシェルジュを合わせて利用することで、一連のチェックイン・チェックアウト業務を遠隔オペレーションにて対応することが可能になり、コロナ禍で高まる固定費の削減や非対面・非接触対応(ニューノーマル)へのニーズにも応えることができる。
▲左:Keycafe利用イメージ、右:Minn上野フロント
SQUEEZEが提供するクラウド型ホテル運営ソリューション
クラウド型ホテル運営ソリューションとは、ICT及びクラウドワーカーを活用して省人化された宿泊施設の運営ノウハウを、機能ごとに分解(アンバンドル)して宿泊施設に提供する仕組み。
ICTを活用することで非対面でのチェックイン・アウト業務を可能にするだけでなく、オンラインコンシェルジュが多言語でのゲスト対応をすることで、1つの拠点から複数の宿泊施設を最適に運営管理することができる。
これにより宿泊業界の大きな課題である重い固定費を変動費化することで、損益分岐点を下げGOP(営業粗利益)の大幅な向上が見込めるという。
このようにホテル運営を効率化するオペレーションシステムが、同社が提供するクラウド宿泊運営システム「suitebook」。これまで同社では、ホテル、民泊、旅館等、約1,000室を運営受託してきた。そのノウハウと運営実績を活かしながらシステム開発を行っていく。さまざまな媒体を経由して発生するゲストの予約情報やゲスト情報を一元管理することで、遠隔地からでも漏れのない効率的なゲスト対応や清掃管理が可能。また、複数のチェックインシステムやスマートロックともAPI連携が可能であり、キーレスで無人フロントのオペレーションへの最適な仕組みを提供している。suitebookは現在、全国約2,300以上の施設に導入され、ホテル運営プラットフォームとして、多くの企業・宿泊施設に利用されている。
Keycafeについて
Keycafeは北米・欧州・アジアなど世界中の企業に利用されている鍵管理システムKeycafe Smartboxを開発・販売・運営している。宿泊・不動産・レンタカー・社用車管理など幅広い業種で利用されているSmartboxは遠隔・無人での鍵管理をパソコン・スマホから可能にして、ビジネスの自動化・非対面化・省コスト化に貢献している。有効期限付きの暗証番号、リアルタイムでの受け取り通知など、きめ細やかなアクセス管理が可能で、Smartbox単体でも、API連携をしているパートナーのアカウントからでも利用可能。
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