栄養スタートアップの「おいしい健康」、東洋製罐グループホールディングスと資本業務提携
食のパーソナライズを通じて病気予防・治療支援を実現する「栄養スタートアップ(フードテック×ヘルステック)」の株式会社おいしい健康は、東洋製罐グループホールディングス株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結した。
おいしい健康はこれまで、食と健康・医療の社会課題解決(SDGs:すべての人に健康と福祉を)を目標に、管理栄養士監修のパーソナライズ食事支援アプリ「おいしい健康」を軸として、一般生活者および患者・医療従事者を対象とした”栄養管理のデジタルトランスフォーメンション”事業を展開してきた。現在、おいしい健康でサポート可能な食事テーマと疾患は50を超え、新型コロナウイルス感染症の流行を背景に、利用者数は3倍に増加。また、食生活の可視化を実現する独自のデータプラットフォームを基盤に、さまざまな疾患と食生活の関係を明らかにすべく、医療機関とともに10件以上の共同研究を実施中だという。
▲上写真:減塩豆腐容器「ソルトーフカップ」の使用イメージ
今回、食品・飲料などの包装容器大手である東洋製罐グループとの資本業務提携を通じ、「食と健康のデータプラットフォームの構築」と「食のバリアフリーの実現」に向けた、戦略的協業を推進していく。
東洋製罐グループは以前から「OPEN UP! PROJECT」を立ち上げ、スタートアップや異業種とのオープンイノベーションを積極的に実現している。おいしい健康と東洋製罐グループでは、包装容器を「誰もが手に触れる、食の重要インターフェース」と位置付け、そのバリアフリー化やデータ結合を進めていく。すでに両社では減塩豆腐容器「ソルトーフカップ」を共同開発していて、今後は包装容器のIoP化(Internet of Package)を通じて、あたらしい食と健康の実現と社会課題の解決をめざすという。
減塩豆腐容器「ソルトーフカップ」
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