セルフケア薬局の「GOOD AID」× JR東日本スタートアップ | スマート健康ステーション構想の実現にむけて資本業務提携
GOOD AID株式会社は、JR東日本スタートアップ株式会社と資本業務提携を締結し、第三者割当増資を実施したことを発表した。今回の資本業務提携により、JR東日本グループとの連携を強化し、GOOD AIDの子会社が運営するセルフケア薬局の展開と、薬剤師との相談から他健康サービスへと健康体験をシームレスに繋ぐ「スマート健康ステーション」の実現を目指す。
セルフケア薬局とは
セルフケア薬局とは、GOOD AIDの子会社であるセルフケア薬局株式会社が運営する、処方箋がなくても一部の病院の薬が買える薬局のことだ。忙しさやコロナなどにより受診ができない人の健康の選択肢になると共に、増え続ける医療費の削減を目指している。
資本業務提携の背景
GOOD AIDの子会社であるセルフケア薬局は、『JR東日本スタートアッププログラム2020』にて共創パートナーとして採択され、JR東日本グループと実証実験に向けた準備を行ってきた。2021年2月には、実証実験として日本初となる処方箋がなくても病院の薬が買える薬局の駅ナカ店「セルフケア薬局 nonowa西国分寺店」を出店。
その後、2か月間の実績より、今後セルフケア薬局を起点とし駅ナカ他医療・ヘルスケアサービスへの連携を行う「スマート健康ステーション」の実現や多拠点化を進めていくため、資本業務提携を締結する運びとなった。(「セルフケア薬局 nonowa西国分寺店」は、実証実験期間後も営業継続中)
新型コロナウイルスの感染拡大や増え続ける医療費などの社会問題の解決、そしてこれまで以上に容易に医療機関への受診がしづらくなっている国民のニーズに応えるべく、「スマート健康ステーション」の共創により、「忙しい毎日でも、もっと健康を身近に」できる社会を目指していくという。
JR東日本グループが標榜する「スマート健康ステーション」
JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革 2027」における「くらしづくり」の実現に向けて、「Beyond Stations構想」を推進している。ヒトの生活における「豊かさ」を起点として駅のあり方を変革し、「交通の拠点」という役割を超えて、駅をつながる 「暮らしのプラットフォーム」へと転換することを目指している。その1つとして、様々な医療サービスやヘルスケアサービスと連携をする「スマート健康ステーション」を掲げている。
今回の資本業務提携を通じて、両社は「スマート健康ステーション」の起点となるセルフケア薬局を増やしていく考えだ。また、他サービスとの連携についても準備を進めているところだという。
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