札幌/北海道でのエコシステムの構築・人材育成を目的とした「STARTUP CITY SAPPORO」がスタート
札幌市、一般財団法人さっぽろ産業振興財団、株式会社D2Garageで組織するSTARTUP CITY SAPPORO事務局では、札幌ならびに北海道でのスタートアップエコシステムの構築、人材育成を目的とした新たなプロジェクト「STARTUP CITY SAPPORO」を始動する。去る9月19日には、秋元克広札幌市長よりプロジェクトの概要を発表する記者発表が実施され、プロジェクトのスキーム、今年度の取り組み方針について説明があった。
STARTUP CITY SAPPOROは、「街に、もっと、チャレンジを。街からもっと、イノベーションを。」をテーマに未来を切り拓くアントレプレナーシップ(起業家精神)を育み、革新的なアイデアや技術を持つ国内外のスタートアップと社会をつなぐプロジェクト。
今年度は、特に「スタートアップ人材育成」と「オープンイノベーション」に力を入れて取り組む方針で、高校生、大学生向に向けた、アントレプレナーシップ講座等を通じて、「キャリアとしてのスタートアップ」の認知醸成を図るほか、スタートアップの立ち上げ、参加を希望する方へ総合的な相談の場を提供する「STARTUP CITY SAPPORO CAFÉ」の運営、参加企業や団体の強みと国内外のスタートアップの先進的な技術、サービスを掛け合わせ、新たなサービスや事業の創出を図る「オープンイノベーションプロジェクト」など多角的な取り組みを展開し、「持続可能かつ挑戦できる街SAPPORO」の実現を目指す。スタートアップ支援を通じた、次世代のまちづくりを目指す同プロジェクトに期待して欲しいという。
STARTUP CITY SAPPORO スキーム
主な実施プロジェクト
普及啓発
北海道のスタートアップシーンや起業ノウハウを発信するWebページの運営、イベント出展など
相談窓口(STARTUP CITY SAPPORO CAFÉ)
起業の準備から事業相談、資本政策、知財戦略などスタートアップに関するあらゆることをシームレスに相談できる窓口を定期的に開設
高校生向け(STARTUP CITY SAPPORO U-18)
起業体験プログラムを通じて、自らのアイデアを形にする力、アイデアを伝える力など、アントレプレナーシップ(起業家精神)の基礎となるスキルの取得を促進
大学生向け(STARTUP CITY SAPPORO ACADEMIA)
スタートアップの成長に欠かすことのできない「課題解決力」を身につける短期集中型の連続講座を実施するほか、先輩起業家によるトークイベントなどを提供し、起業しやすい環境を整備
オープンイノベーション(STARTUP CITY SAPPORO OPEN INNOVATION PROGRAM)
社会課題や企業のアセットとスタートアップの先進的なサービスやプロダクトをつなげ、新たな価値を生み出す都市型オープンイノベーションプロジェクトを実施
連携プロジェクト
シードアクセラレータープログラム「Open Network Lab HOKKAIDO」
一次産業や観光など北海道の資産や課題にアプローチするスタートアップを短期間で育成、支援する地域密着のシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab HOKKAIDO(通称:Onlab HOKKAIDO」と連携。世界に挑戦するスタートアップを育成するという。
STARTUP CITY SAPPORO プロジェクト概要
<プロジェクト名>
START UP CITY SAPPORO
<実施主体>
START UP CITY SAPPORO 事務局
(札幌市、一般財団法人さっぽろ産業振興財団、株式会社D2Garage)
<パートナー企業>
北海道旅客鉄道株式会社
株式会社デジタルガレージ
株式会社北海道新聞社(順不同)
<初年度スケジュール>
2019年9月〜2020年3月(予定)
<主な拠点>
インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)他
<公式ページ>
https://startup-city-sapporo.com
<協力>
NoMaps実行委員会
SAPPORO AI LAB
一般社団法人 札幌圏地域データ活用推進機構(SARD)
STARS BY SAPPORO INNOVATION LAB
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)