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ハタプロ、AIロボットを活用した認知症の予防・進行抑制をテーマに、大阪大学大学院と共同研究を開始

ハタプロ、AIロボットを活用した認知症の予防・進行抑制をテーマに、大阪大学大学院と共同研究を開始

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対話AI(人工知能)と小型汎用ロボット『ZUKKU』などを開発・製造する株式会社ハタプロ(以下、ハタプロ)は、2019年9月より、大阪大学 大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学の認知症診断や予防・進行抑制に関する研究事業に参画することを発表した。この共同研究は、大阪万博に向けた大阪府モデル事業の一環として、大阪府からの受託研究として実施される。

研究の背景と参画の理由

超高齢化と認知症の急増を背景として、その効果的な予防法や非薬物的介入法の確立は社会的重要課題とされている。ハタプロは、その解決に向けて先進的な研究を行っている大阪大学 大学院 医学系研究科の研究に参画し、これまで培ってきたAIの技術やサービスロボット、およびIoTデバイス開発の知見を、同研究に活かしていく。

近年の論文においては、認知機能障害を早期に発見し、早期から積極的に非薬物的介入(運動、認知機能トレーニング、社会的孤立の防止やコミュニケーションの増進)を行うことで、認知機能が維持できるという報告が増えている。広く一般住民レベルで施行可能で、継続しやすく、医学的根拠の高い介入プログラムが開発されれば、その社会的意義は非常に大きいと言える。

また、その効果を簡便かつ客観的に評価することができる手法が確立されれば、より多くの地域住民を対象とした認知症の早期発見・早期介入プログラムとして発展させることも可能だ。結果として、健康寿命の延伸に大きく寄与することが見込まれる。

ハタプロは、今回の取り組みを通して、AIロボットを活用し、継続しやすく医学的根拠の高い介入プログラムの開発と非薬物的介入の知見を蓄積する。そして、これまでのスマートスピーカーとも大型のロボットとも違う、“日常に溶け込みながら、本物のペットのようにいつも寄り添い、生活に新たな発見や体験を提供する”新しいシニア・アシスタントデバイスとしての機能を強化する。

小型汎用ロボット 『ZUKKU(ズック)』とは?

■特徴1: どこにでも設置可能な小型デバイス

身長わずか10cm、手軽に導入できる手のひらサイズのAIロボットとして開発。特殊な設定なしで自律思考し、ユーザーと会話しデータを取得・解析しながら、人を手助けする様々な提案や行動を促進してくれる、愛らしくも頼もしい小さなパートナーだ。 通信機能搭載で、データはクラウド型マーケティング管理システムに蓄積して可視化し、現場の需要予測や施策立案、付属のIoT型デジタルサイネージのコンテンツ配信の最適化など、AIとロボティクスを活かした付加価値を提供し、小売業やサービス業など様々な店舗で活躍している。

■特徴2: クラウドでデータ解析・遠隔管理

ZUKKUのAIがIoT型サイネージディスプレイと連携して配信するコンテンツや、発話を促すカウンセリングなど会話機能をデイサービス利用者向けに最適化することで、認知機能の維持・改善と健康寿命の延伸を目指した健康増進プログラムとして提供する。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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