アドビ、地元の課題解決を支援するプログラム「Design Jimoto(デザイン ジモト)」を公開
アドビは、日本全国に存在する様々な課題に『デザインの力』で向き合う課題解決・問題提起型イベント「Adobe DESIGN JIMOTO」を2016年2月より全国各地で地元パートナーの協力を得ながら実施してきた。イベントには、これまで1000名以上の参加があり、大変好評だという。「Design Jimotoを自分の地元でも開催したい」という多くの要望を多数受けていた。
この度、地域社会の課題意識を持ったより多くの人に、ジモト(地域)の課題解決・問題提起型プログラムを活用してもらうために「DESIGN JIMOTO Local meetup」を新たに立ち上げた。
「DESIGN JIMOTO Local meetup」では、アドビがこのイベントで培ったクリエイティブのプロセスで問題解決する方法を体系化し、誰もが自主的に「Design Jimoto」を実施できるようプログラム化して提供している。アドビは、実施希望団体に対し、クリエイティブな発想の引き出すイベントの運用マニュアル、優秀賞受賞者への賞品の提供、その他イベント運営に必要なサポートを適宜行っていくという*1。
Design Jimoto Local meetupでは、プログラムの実施を通じて「デザイン」を軸に社会的課題を「自分ごと」として捉え向き合う場作りを提供し、全国のクリエイターコミュニティーと他分野コミュニティーが長期的に連携するきっかけの創出を目的としている。
プログラムの利用に当たっては、申し込み用のウェブサイトを参照。
「Design Jimoto Local meetup」のプログラムの流れは主に以下の通り。
・課題の洗い出しと、解決対象とする課題の決定
・複数のチームによる、課題解決のためのアイデア検討(時間制限あり)
・完成したアイデアを紹介するプレゼンテーション
・全員参加型の投票と表彰
現在までにクリエイティブコミュニティー・地域活性団体・地方行政・教育機関・スタートアップ企業など様々な団体とパートナーシップを組み実施する中で、このプログラム活用の場は、地域活性にとどまらず、広範囲に渡ることがわかったという。下記のような場でも、同プログラムを活用できる。
- 地域活性のアイディア出し
- デザインハッカソン
- 社会課題に挑む大学のゼミ活動
- 子どものクリエイティブ教育・アクティブラーニング
- 教育関係者の研修
- 組織や団体内のチームビィルディング
- 働き方改革に向けたアイディア出し
過去に実施されたDesign Jimotoイベントについては、以下のページを参照。
https://blogs.adobe.com/japan/serialization/designjimoto-event-series/
Design Jimotoを立ち上げ、活動を支えてきたアドビのCreative Cloudコミュニティマネージャーで、内閣府から地域活性化伝道師に認定されている武井史織氏は次のようにコメントしている。
「全国津々浦々実施してきたDesign Jimotoの活動を通して、クリエイティブな才能を課題解決に活かすためには、クリエイティブを受け入れる社会や組織側の態勢・余白がどれだけあるかが鍵となることを現場から感じてきました。都市開発や地域活性に官民だけでなく、コミュニティー間連携は必須です。課題意識はあるけれど何をしたらのいいのかわからないと感じている方々に、小規模でもまずは本プログラムを実施してもらい、クリエイティブで長期的なコミュニティー間連携に繋げてもらえたら本望です。今後は、全国各地でDesign Jimoto Local meetupを実施した人たちを繋ぐ仕組みも考えています。」
詳細は、下記のウェブサイトを参照。
https://blogs.adobe.com/japan/cc-community-design-jimoto-local-meetup/
*1 サポート内容は、イベントの規模や内容によって異なる場合がある。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)