TBS、次世代型XR事業を手がけるTYFFONに出資、共同でコンテンツビジネスの開発へ
株式会社東京放送ホールディングス(以下、TBS)は、VR・AR・MR等の最先端技術と独自の世界観による没入感の高いXR(※1)コンテンツの開発および体験施設の運営に取り組むTYFFON INC.(以下、TYFFON)への出資を行ったと発表した。
※1:XRとは、VR、AR、MRなどの先端技術の総称。
TYFFONは、2014年に開催された米ディズニー社が主催する「DISNEY ACCELERATOR」で、アジア発企業として初めて採択された実績を持つ企業だ。XRに関する技術力とデザイン力に強みを持ち、自社で開発したコンテンツを体験できる施設「TYFFONIUM(ティフォニウム)」をお台場と渋谷の2カ所に展開している。2017年10月にオープンしたお台場店では、累計の来場者数が約6万人に到達する勢いで、今大きな注目を集めている。
今回の出資は、TBSがTYFFONの実施した第三者割当増資の引受先の一つとして応じたもので、本株式取得の結果、TBSは創業者の深澤氏に次ぐ持分を保有し、TYFFONはTBSの関連会社となる。この資金調達により、TYFFONは自社で運営する没入体験型施設「TYFFONIUM」の店舗展開を、国内外で拡大していく予定だという。
両社は提携を通じて、TYFFONが持つXR技術を駆使したデジタルコンテンツの企画・開発力と、TBSの持つ様々なノウハウを掛け合わせ、世の中を驚かせるエンターテインメントの提供を目指す。特に、TBSの持つネットワークを活用して、「TYFFONIUM」の国内外への事業展開をサポートし、共同でのコンテンツビジネス開発に取り組んでいくという。
TBS 代表取締役社長 佐々木卓氏のコメント
様々な技術革新がメディア業界に大きな変革をもたらす中、TBSグループの成長戦略として、「ライブエンターテインメント」や「海外展開」を掲げております。TYFFON社が作るMRアトラクションは、我々が得意とするテレビやラジオとは異なる体験価値を生み出すライブエンターテインメントであり、海外展開に適した言語依然性の低いコンテンツでもあります。まさにTBSが見据える未来を共に歩んでいくパートナーとして、これ以上ない存在ととらえております。深澤社長を中心としたTYFFON社が描く独自の世界観を、より多くの人に届けられるよう、TBSとしてサポートしてまいりたいと思います。
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(eiicon編集部)