モビリティスタートアップ・KGモーターズがアドテックと業務提携――1人乗り小型EV「mibot」の量産・技術基盤を強化
株式会社アドテック(以下、アドテック)とKGモーターズ株式会社(以下、KGモーターズ)は、KGモーターズが開発・製造・販売する1人乗り小型モビリティロボット「mibot(ミボット)」事業における戦略的パートナーシップの構築および事業連携に向け、業務提携基本合意書を締結した。アドテックが持つ車載エレクトロニクスやAI・ITインフラの知見を活用し、「mibot」の量産体制や技術基盤の強化を目指す。
車載制御基板からクラウド基盤まで幅広く連携
KGモーターズは、1人乗り・短距離移動に特化した超小型EV「mibot」の開発・量産化を進めるモビリティスタートアップ。「mibot」は、小型・軽量な車体と、VCU(車両制御ユニット)による走行状況に応じたモーター出力制御を組み合わせ、高いエネルギー効率を実現している。
また、OTA(Over-The-Air/無線通信)によるソフトウェア更新に対応し、納車後も機能の追加・改善が可能なSDV(Software Defined Vehicle)として設計。将来的には自動運転やMaaS、VPP(仮想発電所)などへの展開も視野に入れている。
一方、アドテックはAKIBAホールディングスグループの中核企業として、IoTデバイス・電子基板の受託開発や産業用メモリ・ストレージ製品の提供、AI・HPCインフラ構築などを展開している。
今回の提携は、2026年9月に発表されたAKIBAホールディングスによるKGモーターズへの資本参加を踏まえたもの。今後、アドテックがKGモーターズの優先的サプライヤーおよびソリューションパートナーとなることを見据え、車載制御基板の開発・製造、メモリ・ストレージの供給、車両データの収集・解析を支えるクラウド基盤への機器供給など、技術・製造面で連携を進める。
「mibot」のSDV基盤やAI活用も視野に協業を拡大
両社は今回の提携を起点に、「mibot」のSDV基盤や車載制御システム、その周辺領域についても協業の可能性を検討する。
さらに、将来的なAI活用を見据え、サーバーやエッジコンピューティング環境への機器供給についても検討を進める。アドテックが持つ電子機器の開発・製造技術やAI・ITインフラの知見と、KGモーターズの車両開発・制御技術を組み合わせることで、「mibot」の量産体制と車両性能の継続的な向上を支える技術基盤の強化を図る。
「mibot」は、1人乗りの超小型EVとして開発されたモビリティロボットで、ドアやエアコンを備える。最高速度は60km/h、航続距離は100km(30km/h定地走行テスト値)。KGモーターズは、小型モビリティを通じて移動の楽しさと持続可能性の両立を目指している。
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(TOMORUBA編集部)