CoeFontと広島国際空港、AI同時通訳サービス「CoeFont通訳」の実証実験を開始――多言語接客とバックオフィス業務の双方で検証へ
東京科学大学認定ベンチャーである株式会社CoeFontは、広島空港を運営する広島国際空港株式会社と共同で、AI同時通訳サービス「CoeFont通訳」を活用した実証実験(PoC)を開始した。
インバウンド需要の急拡大に伴い、主要空港のみならず地方空港においても多言語対応の重要性が高まるなか、旅客接点における接客品質の向上と、空港運営を支える社内業務の効率化という2つの領域でAI通訳の有効性を検証する。
実証実験の背景と目的
中四国エリアの玄関口である広島空港は、台北・上海・大連・北京・ソウル・香港・ハノイなどアジア各都市を結ぶ路線を有しており、多様な言語背景を持つ旅客が多く利用している。2021年7月に民営化した広島国際空港株式会社では、空港サービスの継続的な向上に取り組んできたが、多様化する言語への迅速な対応と社内業務の効率化が課題となっていた。
こうした背景から、15言語(2026年8月現在)に対応するCoeFontのAI同時通訳サービス「CoeFont通訳」を導入し、現場での実装レベルでの効果を測る実証実験が企画された。
検証の概要
本実証実験では、以下の2領域において「CoeFont通訳」の活用可能性を検証する。
1.多言語接客の品質向上(旅客接点)
・専門用語や固有名詞を含む会話への対応精度、対応時間、旅客体験の質を評価。
・対応の正確性・迅速性・言語カバレッジの向上を目指す。
2.社内業務の効率化(バックオフィス業務)
・社内会議の運用等において、自動文字起こし・要約機能を活用。
・会議記録の作成工数削減、担当者の議論参加度の変化、記録の正確性を検証する。
実証実験の概要
・実施主体:株式会社CoeFont、広島国際空港株式会社
・実施場所:広島空港(広島県三原市本郷町善入寺64-31)
・実施内容:旅客接点および社内業務における「CoeFont通訳」の活用検証
・利用サービス:「CoeFont通訳」(AI同時通訳サービス)
株式会社CoeFontについて
2020年設立の東京科学大学認定ベンチャー。AIを活用した音声合成技術や音声プラットフォームの開発・提供を行っている。
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(TOMORUBA編集部)