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エディオンとPFN、AI店舗ナビゲーションの実証実験を開始 店内マップと商品比較で家電選びを支援

エディオンとPFN、AI店舗ナビゲーションの実証実験を開始 店内マップと商品比較で家電選びを支援

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株式会社エディオンと株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は、PFNが提供する次世代店舗プラットフォーム「MiseMise」を活用したAI店舗ナビゲーションの実証実験を、2026年5月26日よりエディオンJR尼崎駅店で開始する。実施期間は6月中旬までを予定しており、来店客および店舗スタッフを対象に、AIによる売場検索や商品比較機能の有用性を検証する。

今回の実証では、来店客が自身のスマートフォンを使い、自然な言葉や写真で商品を検索できる仕組みを導入する。検索結果は店内マップ上に表示され、目的の商品がどの売場にあるかを確認できる。また、店頭に並ぶ商品のプライスカードなどを撮影するだけで、複数商品のスペックや機能の違いをAIが整理し、比較検討のポイントをわかりやすく提示する機能も提供する。

数万点の商品から「迷わず見つける」購買体験へ

家電量販店では、店舗内に数万点規模の商品が展開されている。その一方で、来店客からは「目的の商品をすぐに見つけたい」「自分に合った商品の違いを詳しく知りたい」といったニーズが多く寄せられている。

特に家電製品は、型番や仕様、対応機種などの確認が必要になる場面が多い。たとえば「電話機の電池」「掃除機の紙パック」など、正式な商品名や型番がわからないまま来店するケースも少なくない。こうした状況に対し、今回の実証では、自然言語検索や画像検索を活用することで、来店客がより直感的に目的の商品へたどり着ける環境を整える。

エディオンは、顧客がスマートフォン上で必要な情報を取得できる体制を構築することで、店舗での購買体験向上を図る。また、AIによる迅速な情報提示を店舗スタッフの接客にも活用し、顧客一人ひとりのライフスタイルに合った提案に注力できる環境づくりを目指す。

3D空間スキャンとLLMを活用、店内マップとAI比較を実現

本実証で提供される主要機能の一つが、「売場検索/店内マップ」である。PFN独自の3D空間スキャン技術により自動構築された店内マップ上で、商品の位置を確認できる。型番が不明な場合でも、普段使う言葉による自然言語検索に対応するほか、電球やインクカートリッジなどを撮影して検索する画像検索にも対応する。

もう一つの機能が「AI商品比較」である。来店客が気になる商品のプライスカードなどを撮影すると、容量、省エネ性能、寸法などのスペックを横並びで比較できる。さらに、メーカーカタログやエディオン独自の商品資料を学習したAIが、機能の違いや比較検討のポイントを自然な文章で提示する。これにより、商品選びの初期段階における情報整理を支援する。

これらの機能には、PFNがMiseMiseの開発を通じて培ってきた技術が活用されている。屋内地図生成技術「MiseMap」は、特殊機器でスキャンした店内データから、レイアウトや商品配置を高精度にマッピングする技術で、3D・2D・2.5Dの表示形式に対応する。また、大規模言語モデル(LLM)は、自然言語検索や画像検索の解釈、商品比較サマリーの生成に用いられる。加えて、来店客や店舗スタッフがスムーズに操作できるよう、最小ステップで目的の情報にたどり着けるUI設計も採用している。

小売現場の省力化・自律化へ、MiseMiseの展開を加速

PFNが開発する「MiseMise」は、次世代店舗プラットフォームとして、店舗をまるごとデータ化し、現場オペレーションを支援することを目指している。店頭業務支援自律移動ロボット「Misebo」やAI運用アプリ群を通じて、ロボティクスとAIアプリケーションを融合し、小売現場の省力化・自律化を推進する。

PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、半導体まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合し、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューションを展開している。今回の実証は、そうした技術を小売店舗の現場課題に応用する取り組みの一つといえる。

エディオンとPFNは、実証実験で得られた知見をもとに、対象売場や対象店舗の拡大、機能拡充を検討していく方針だ。家電量販店における商品探索や接客支援のあり方が、AIによってどのように変化していくのか。リアル店舗における新たな購買体験の創出に向けた取り組みとして注目される。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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