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自然由来の超吸水性ポリマーの開発を手がけるEFポリマー、シリーズBラウンド総額で26.3億円を調達

自然由来の超吸水性ポリマーの開発を手がけるEFポリマー、シリーズBラウンド総額で26.3億円を調達

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100%自然由来の超吸水性ポリマーの開発を手がけるEF Polymer株式会社(以下「EFポリマー」)は、シリーズBラウンドのセカンドクローズとして、第三者割当増資により資金調達を実施した。今回のセカンドクローズでは多様な業界から投資家が参加し、ファーストクローズと合わせて総額26.3億円の調達を完了した。EFポリマーは本調達により、持続可能なソリューションのグローバル展開と研究開発をさらに加速していく。

当社の事業進捗

●販売・事業領域の拡大

・累計販売500トンを達成。これにより、5,000トン以上の作物残渣をアップサイクルし、持続可能な農業と資源循環型社会の実現に貢献。

・フランスやスペイン、イタリア、ポルトガルなど干ばつの影響が出ている地域を中心にEFポリマーの実証を進め、販売拡大を目指す。

・農業用途に加え、化粧品や日用品向けの原料、保冷剤「Cy-Cool」、吸水シートなど、幅広い分野での応用を目指す。

●その他 認証・受賞

・インド・ラジャスターン工場が国際規格「 ISO 14001」、「ISO 9001」、「ISO 45001」認証を取得。

・米国市場における有機資材認証「OMRI」を取得。

・創業者兼CEO ナラヤン・ガルジャールが「Forbes Japan 30 Under 30」に選出。

・JETROの導入サポートもあり、世界中でマーケットを開拓。米THRIVEによるTHRIVE Rising Starとして2025 Top 50 AgTechに掲載。米SVG Venturesピッチコンテストで優勝。

●研究開発(R&D)の重点領域

EFポリマーにおけるR&D領域の注力テーマは以下の通り。

・原料の多様化:オレンジ・バナナの皮以外の原料によるポリマー開発

・資源循環型モデルの構築:持続可能な製造プロセスの確立

・農業分野での新製品開発:EFポリマーと他製品を組み合わせた製品の開発

・生産体制の強化:グローバルでの多拠点生産に向けた実証と構築

・技術応用、新製品開発:農業用途以外への応用展開

●シリーズBラウンド資金調達について

EFポリマーは今回の資金調達を通して、研究開発(R&D)における研究の加速と深化、事業開発におけるグローバルでの体制強化を図ることで、一層の事業成長を目指す。

・インパクト・キャピタル1 号投資事業有限責任組合

・一般社団法人AgVenture Lab

・奄美沖縄投資事業有限責任組合(GP:鹿児島ディベロップメント株式会社)

・株式会社エマエンタープライズ

・北洋 SDGs 推進 3 号投資事業有限責任組合(GP:株式会社北海道共創パートナーズ)

・株式会社脱炭素化支援機構

・共立ホールディングス株式会社

・株式会社マリッサ・エステート・インターナショナル

・OLtV Opportunity Fund投資事業有限責任組合 (GP:Lifetime Ventures)

・綜研化学株式会社

・SVG Ventures Sunrise Agri Fund GP, LLC

・沖縄振興開発金融公庫

・TOPPANホールディングス株式会社

・豊田合成株式会社

(順不同)

出資企業との事業シナジーについて

EFポリマーはリード投資家であるユニバーサル マテリアルズ インキュベーター(UMI)が筆頭となる出資企業との協業を通して事業シナジーを生み出し、さらなる開発の強化や事業推進の加速に向けて取り組む。

・綜研化学:吸水シートの共同開発と化粧品・農業分野での製品展開

・SVG Ventures:カゴメが展開する世界的なトマト栽培での協業により、加工用トマトの安定供給に貢献

・TOPPANホールディングス:各種次世代製品の生産における協業

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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