TOMORUBA

事業を活性化させる情報を共有する
コミュニティに参加しませんか?

AUBA
  1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. Happy Qualityがアグリテック開発の加速と事業拡大に向け4億5,000万円の資金調達を実施
Happy Qualityがアグリテック開発の加速と事業拡大に向け4億5,000万円の資金調達を実施

Happy Qualityがアグリテック開発の加速と事業拡大に向け4億5,000万円の資金調達を実施

  • 9650
1人がチェック!

AIやIoTなどアグリテック開発により高品質・高単価な農産物を周年栽培可能にし、全量買取することで儲かる農業を実現する株式会社Happy Qualityは、明石吉田屋産業株式会社、株式会社エヌエスティー、一般社団法人ベンチャー投資育成研究会を含む事業会社6社に対してシリーズAラウンドにおける第三者割当増資ならびに商工中金及び地域金融機関の融資により、合計4億5,000万円の資金調達を完了した。

取り組み概要、背景について

同社は静岡県で農家の減少や高齢化により匠の農業技術が失われるといった“農業における社会課題”を、“テクノロジー”で解決するためデータドリブン農業の研究開発を行っている。

国連サミットで採択された国際目標「SDGs(持続可能な開発目標)」として17の目標が掲げられている。

その中で、同社は、

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

12. つくる責任 つかう責任

などの目標達成に貢献すべく事業を推進してきた。

現在、新規就農者が抱える課題(※1)として最も高い「所得が少ない」、「技術の未熟さ」という課題に対して、市場流通や農学、テクノロジーなど専門知識を有するメンバーが研究開発を重ね、ビックデータやAI、光学センサ等を用いて、高品質・高単価なトマトの安定生産、パートナー農家からの全量高単価買取と品質保証を行う「Happy式マーケットイン農業モデル」を確立してきた。

同社は今回の資金調達により、営業やエンジニアを中心とする人材採用の強化やアグリテックの研究開発・製品化に活用していくという。加えて、出資を受けた事業会社とのパートナーシップを構築し、栽培面積の拡大、栽培技術の更なる発展、エネルギーの省力化や節水などによる環境負荷低減に共同で取り組んでいく。

事業規模拡大を通して「生産から流通までの世界のStandardを作る」というビジョンのもと、アグリテック領域のトップランナーとして農業技術の革新に貢献していく。

※1 出典:【農水省】令和元年度 食料・農業・農村白書

投資家からのコメント

■株式会社エヌエスティー 代表取締役社長 服部 貴應氏

当社は1985年の創業以来、経営理念にある「人類・社会の進歩発展に貢献する」をモットーに、様々な分野での検査計測装置、FAシステム、各種制御ユニットの開発・製品化、無人化・省力化装置等の開発など幅広いお客様のニーズに応えてまいりました。

今回の資本業務提携を通じて、これまで培ってきた多大な「経験」と「技術」を結集し、Happy Qualityの開発パートナーとして試作開発から量産までしっかりサポートしていきたいと思います。これからも人類・社会の進歩発展に寄与してまいります。

■明石吉田屋産業株式会社 代表取締役社長 明石 真氏

当社は1900年の創業以来、時代に合わせて地域社会に必要な商品サービスを展開し、現在は地域の生活や産業に欠かせないエネルギーの供給を基盤事業として、地域に根差した様々な事業を展開しております。

農業や漁業などの1次産業へのエネルギー供給も担っており、地域の産業により貢献していきたいという想いを持ち続けてきました。今回、Happy Quality様の「日本の農業の未来を創る」というビジョンに共感し、地域に必要とされる農業の活性化を支援したいとの想いから、出資させていただきました。

また今回の資本業務提携をきっかけに、Happy Quality様に協力いただき、法人として農業事業への新規参入の準備も進めており、地域の農業発展に直接関わり、より地域社会との密接な関係を築いていく考えです。

■三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社 代表取締役社長 西野 敏哉氏

当社は三井住友信託銀行とパナソニックホールディングスを株主に持ち、信託銀行とメーカーが融合した総合ファイナンス会社として、法人様から個人様まで幅広い顧客層に、様々な金融サービスを展開しています。

今般、Happy Quality様の“農業における社会課題”を、“テクノロジー”で解決する「Happy式マーケットイン農業モデル」をはじめ、新たな農業DXを目指すビジネス構想をお聞きし、弊社にとっても新たな事業シナジー効果が期待できるものと考え、出資させていただきました。 今般の出資を契機として、弊社の金融・サービス機能を通じて、Happy Quality様はじめ関係者の皆様の企業価値向上と農業分野の発展及び地域創成に貢献したいと考えております。

■一般社団法人ベンチャー投資育成研究会 理事 岩井 眞吾氏

前回のシードラウンドに引き続き、フォロー投資をさせていただきました。

Happy Qualityの掲げるビジョン「生産から流通までの世界のStandardをつくる」に共感し、テクノロジーを用いて農業界における社会課題の解決を目指していただきたいと思います。

■株式会社商工組合中央金庫 浜松支店 支店長 得冨 敬資氏

今般、株式会社Happy Quality様に対してご融資させて頂きました。審査にあたっては、経営者様や外部機関へのヒアリング等を通じて綿密な事業性評価を行い、同社が開発した農業×AI技術の融合であるHappy式マーケットイン農業モデルには高い成長性と社会への影響力を有していると判断しました。

また、農家の所得低下や就農人口の減少等、日本の農業が抱える問題に対し、浜松発のスタートアップ企業として解決を目指す宮地社長の想いとビジネスモデルにも共感しました。農業分野は今後の成長分野と認識しています。今後も継続的な伴走支援を通じて、当社の企業価値向上及び日本の農業発展の一助となれれば光栄です。

■株式会社静岡銀行 袋井エリア統括店長 石田 秀行氏

株式会社Happy Quality様の宮地社長ほか社員の皆様の農業に対する真摯な取り組みと将来性を高く評価しご融資させていただきました。農業分野は、高いポテンシャルを秘めていますが、従事者の高齢化や付加価値生産性の低さなどさまざまな課題を抱えています。そうしたなかで、当社はビッグデータ・AIの活用や流通の改革などにより課題を解決し、『儲かる農業』を実現しています。これからも課題に果敢に切り込み、農業を魅力的な産業として牽引され、我が国を代表するテック企業としてさらに成長されることを期待しています。

■浜松いわた信用金庫 袋井中央支店 支店長 伊藤光寿氏

当金庫は、株式会社HappyQuality様の「AI×農業」+「マーケットイン」=「儲かる農業の実現」に共感し、また代表者である宮地様の創業時からの熱い思いや飽くなき探求心に多くの刺激を受け、平成27年よりお取引させていただいております。今回は融資という形でのご支援となりますが、当金庫はお客様に「寄り添う」から「伴(とも)に走る」パートナーとなることを目指し、地域・社会から誰一人取り残さない「世界」を実現するための地域金融機関として、その使命を果たしてまいります。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント1件