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農業×AIにより独自の栽培方法を確立し、農家支援を行うHappy Qualityが資金調達を実施

農業×AIにより独自の栽培方法を確立し、農家支援を行うHappy Qualityが資金調達を実施

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農業×AIにより高品質・高機能な農産物を一年中安定的に栽培する方法を確立し、農業支援および青果卸売業務を展開する株式会社Happy Quality(ハッピークオリティー)は、Sony Innovation Fund一般社団法人ベンチャー投資育成研究会より資金調達を実施した。

資金調達の目的と背景

同社は、静岡県で「農業の新しいStandardを作る」というビジョンのもと、農家の減少や高齢化により匠の農業技術が失われるといった“農業における社会課題”を、“テクノロジー”で解決するためデータドリブン農業の実践および研究開発を行っている。

現在、新規就農者が抱える課題として最も高い「所得が少ない」、「技術が未熟」という点に対して、市場流通や農学、テクノロジーといった専門知識を持つメンバーが研究開発を重ね、ビックデータやAI、光学センサ等を用いて高品質・高単価なメロンやトマトの安定生産、FC農家からの全量買取および品質保証による高単価販売を実現してきた。

今回の資金調達によって、中部地方をはじめとした更なるFC農家の展開に向けたマーケティング強化のほか、より高品質な栽培をしていくためのAI灌水システムの高度化、そして今後の事業展開に向けた採用強化を推進していくという。

Happy Quality独自ブランド製品について

■Hapitoma

Hapitomaは「ストレス緩和機能」の機能性表示も取得しており、光センサー選果機によって一粒ずつ糖度・形・リコピンを計測、選別し、厳しい基準をクリアしたトマト。リコピンは通常のトマトの2倍以上のもののみを採用し、糖度別に6度から10度のラインナップが用意され、好みに合わせて選ぶことができる。


 

■DOCTOR MELON

DOCTOR MELONは温室メロン出荷量日本一の静岡県で生まれた、甘さそのままの低カリウムメロン。カリウム濃度を低減化したことで、腎臓病疾患を持つ人などカリウム摂取制限の人も食べることができるようになった。またカリウム低減により、口内の刺激となるアレルギー抗原が低下、ピリピリとした刺激感が緩和、特有の青臭さも軽減している。


投資家からのコメント

・Sony Innovation Fund チーフインベストメントマネジャー 土川元氏

Happy Qualityは、農業に新しい考え方と技術を持ち込み成長する企業です。Happy Quality独自の栽培技術やAIを活用したデータドリブンなプロセスをより多くの農家に展開していくことが、ひいては農業全体の発展に貢献することを期待します。

私たちSony Innovation Fundは、Happy Qualityの取り組みに共感し、次世代技術の目利きや開発支援、オープンイノベーションの取り組み等を通じてHappy Qualityの成長を支援します。

・一般社団法人ベンチャー投資育成研究会 理事 本庄 昌実氏

農業を取り巻く環境が時代の移り変わりと共に変容し、さまざまな課題がのしかかっている農業界へ革新を起こそうとする彼らに共感し出資いたしました。

AIや光センサを活用したHappy Quality独自の栽培手法の構築は、世界初の取組みです。農業が変われば、暮らしが変わる。世界中が豊かになる。浜松地域から世界を目指す彼らのチャレンジを、これからも応援し続ける所存です。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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