製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォームを提供するフラジェリン、総額約3.5億円の資金調達を実施
製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォーム「Shaperon(シャペロン)」を提供する株式会社フラジェリンは、シリーズAの1stクローズにおいてALL STAR SAAS FUND、Cygames Capitalを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約3.5億円の資金調達を実施した。調達した資金は、製薬・医療業界のDX推進のためのプロダクト開発及び組織体制強化を目的とした人件費に充てる予定だという。
また、事業活動及び採用活動における競争力の向上を目的として、2023年2月10日より株式会社シャペロンへと社名を変更した。
資金調達の背景と目的
新型コロナウイルス感染症拡大による病院への訪問規制により、製薬・医療業界では営業活動のデジタルシフトが急速に進んだ。少しずつ収束に向かっているものの、これまでの対面でのプロモーション活動に全面的に回帰することはなく、引き続きリモートでの情報提供活動が続き、さらなるDXの推進が必要と考えられる。
こうした背景を踏まえ、同社は「規制産業が抱える問題を解決する」というミッションのもとに、製薬・医療業界向けにメッセージングプラットフォーム「Shaperon(シャペロン)」を提供している。
Shaperonは、医療従事者へのデジタルプロモーションとコンプライアンスの遵守を1つのツールで行えるように設計されており、リモートでの情報提供活動をサポートする。
2019年のプロダクトリリース以来、累積で200万通以上のメッセージが送信されている。
今回調達した資金はプロダクト開発、新規事業の立ち上げ、および組織体制強化を目的とした人件費に充てる予定。既存機能の改修や追加機能の開発、新規プロダクトの開発によって、顧客が抱える課題を解決し業界のDX推進に貢献していくという。
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