世界のラストワンマイル最適化を目指す「オプティマインド」、シリーズBラウンドで約20億円を調達完了
株式会社オプティマインドは、既存投資家に加え、未来創生3号ファンドおよびLogistics Innovation Fundを新規引受先とする第三者割当増資を行い、約20億円の資金調達を行った。これにより、累計調達額は約31億円となった。
資金調達の背景
ラストワンマイル配送分野では、EC市場の拡大に伴い宅配便は増加している。それだけでなく、新型コロナウイルスの影響による人々のライフスタイルの変化に伴い、店舗配送の荷量変動も起きている。
また、働き方改革関連法によってトラックドライバーの時間外労働の管理が厳格になることで起きうる「2024年問題」や、「カーボンニュートラル」への社会的関心も高まってきている中、物流の効率化は大きな社会課題となっている。
Googleが2022年から地図データを活用してラストワンマイルの配送最適化市場へ参入するなど、世界的に輸配送管理システム市場も盛り上がりを見せている中、国内ラストワンマイル市場において『世界のラストワンマイルを最適化する』をビジョンに掲げる同社が先駆けて、テクノロジーによるイノベーションを起こしていきたいと考えいるという。
資金調達の目的
これまでオプティマインドは、ルート最適化クラウドサービス『Loogia(ルージア)』の開発を始めた2018年から4年間に渡って、物流の現場・管理者・経営者が抱える課題に対して挑戦してきた。物流業界とテクノロジーの架け橋となり、新しい世界を技術で創るために、今回調達した資金を利用してグローバル人材を含めた採用を進め、顧客とのリレーション構築や現場オペレーションに向き合った『Loogia』の機能拡張に投資していくという。
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