スマートヘルメットの「Borderless」 | プレシリーズB資金調達で累計調達額約4.3億円、産業用AIソリューション開発に対応
「デザインXテックで人の感性を拡張する」を理念として、次世代型スマートヘルメット、および産業用ソフトウェア開発を行う株式会社Borderlessは、事業会社とファンド、個人投資家への第三者割当増資、金融機関からの融資およびクラウドファンディングにより、プレシリーズBの資金調達が完了したことを明らかにした。今回の調達により、同社の累計調達額は約4.3億円となる。
今回の資金調達について
Borderlessでは、世界各国で販売されている二輪用スマートヘルメットのCrossHelmet X1に加え、産業用スマートシステムCrossWare(クロスウェア)のデバイスとソフトウェアを開発している。今回調達する資金は、主にクロスウェアのデバイス開発、業務効率化AIソフトウェア開発、および人材採用に活用していくという。
またあわせて、建設・電気工事・物流・プラント・工場など各産業との連携をさらに強化し、企業との実証実験を積極的に推進することによって、現場のニーズを顕在化し、業務を効率的で安全なものに一新していくプロダクトを開発、提供していく考え。そのため、実証実験への参加や運用テストを希望する企業を募集しているそうだ。 また、品質を高め、 現場のニーズに最大限応える製品として共にサービス開発できるパートナーも随時募集中だという。
出資企業からのコメント ※順不同
■ハクバ写真産業株式会社 代表取締役社長 南 英幸 氏
『国内ものづくり産業、製造業は、国外と比較して遅れをとっています。その一番の要因は新たなものづくり産業における挑戦者の不在にあると考えます。Borderlessは国内外の豊富な経験を積んだソフトウェア、ハードウェア開発者が立ち上げた稀有な存在であり、同社の発展は我々製造業の国外進出に必ず資するものであると確信し、出資させていただくことを決定しました。』
■株式会社TAKAGIパートナーズ 代表取締役 髙木 秀邦 氏
『髙木ビルグループでは「日本を元気にするベンチャー企業」への成長支援を加速するため、伴走型投資会社:TAKAGIパートナーズを2021年10月に設立しました。このたびBorderlessへ資本参加させていただくこと、非常に嬉しく思います。世界がDX化等により激変するこの時代にあって、日本のものづくりの素晴らしさをいま一度世界に発信できる機会が訪れていると感じています。日本発のものづくりベンチャーの担い手として素晴らしいチャレンジに邁進するBorderlessと伴走していきます。』
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