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転んだときだけ柔らかい床とマット「ころやわ」のMagic Shields | 1.4億円の資金調達、量産体制の拡大と全国への普及を目指す

転んだときだけ柔らかい床とマット「ころやわ」のMagic Shields | 1.4億円の資金調達、量産体制の拡大と全国への普及を目指す

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株式会社 Magic Shieldsは、インクルージョン・ジャパンをリード投資家として、Monozukuri Ventures、信金キャピタル、グロービスを引受先とする第三者割当増資により、1.4億円の調達を実施した。このたびの調達により累計調達額は約1.8億円となる。今回の資金調達を通じて、「ころやわ」の量産体制を拡大し、全国の病院・高齢者施設での普及と、転倒骨折ゼロを目指すという。


資金調達の背景・目的

高齢化の進展による大腿骨近位部骨折の増加を背景に、2021年11月時点で「ころやわ」導入先は120施設を超えている。Magic Shieldsは調達した資金を活用し、病院・高齢者向け施設からの発注量増加にあわせた生産設備の拡充、およびセンサーを含めた新商品開発、人材採用を実施する。

第三者割当増資の引受先

■インクルージョン・ジャパン株式会社(ICJ2 号ファンド投資事業有限責任組合)

■株式会社Monozukuri Ventures(Monozukuri 2 号投資事業有限責任組合)

■信金キャピタル株式会社(しんきん-やらまいか投資事業有限責任組合)

■株式会社グロービス(グロービス・ベンチャー・チャレンジ2号ファンド)

各引受先からのコメント

■インクルージョン・ジャパン株式会社 取締役  村上 大輔 氏

『このたび、Magic Shieldsに出資させていただきました。転倒骨折のリスクを軽減し、健康寿命の延伸に貢献するMagic Shieldsの挑戦を後押しすることができ、とても嬉しく思います。 転倒骨折を回避しようと行動範囲が狭くなること、周りで見守る方が常に緊張を強いられている状況がころやわによって転んでも大事に至らず、より安心安全な生活を過ごせる未来が目に浮かびます。これまで小売業やサービス業の経営に関わってきた経験を活かして、顧客体験価値の最大化に向けて、全力で支援してまいります。』

■株式会社Monozukuri Ventures CEO  牧野 成将 氏

『弊社では日本から世界に通用するモノづくりベンチャー創出に貢献したいとの想いで「Monozukuri Hardware Cup」というイベントを開催しています。日本に限らず先進国では高齢化社会が進行する中で、同社の「ころやわ」は世界的にも通用するプロダクトであるとの評価を得て2021年の準優勝に輝きました。それが縁となり同社の試作量産化の支援、更には世界展開にも貢献したいとの想いで今回の投資に至りました。』

■信金キャピタル株式会社 投資育成部 部⻑  上田 俊明 氏

『転倒骨折防止として衝撃吸収性と歩行安定性を両立する当社「ころやわ」は、医療・介護業界での普及が期待できるとともに、自動車内装ほか様々な領域での活用も想定されます。今回、浜松磐田信用金庫様が出資する「やらまいかファンド」での引受けにて、2020年3月金庫様主催1回チャレンジ・ゲート最優秀賞受賞の浜松発有力企業として、金庫様と連携してその成⻑をお手伝いしていきます。』

■グロービス G-CHALLENGE 投資担当  大崎 司 氏(兼 コーポレートエデュケーション マネージャ)

『2020年度GLOBIS Venture Challenge大賞受賞企業として投資をさせていただきました。

「ころやわ」は、高齢者の転倒骨折という今後増加・深刻化する社会課題を解決できる、素晴らしい商品です。「高齢者の転倒骨折をゼロにする」、そんな素敵な世界を一日でも早く実現できるよう、Magic Shieldの皆さんと一緒にチャレンジし続けていきたいと思っています。』

「ころやわ」の特長

「ころやわ」は、これまで両立が困難とされていた「歩行安定性」と「衝撃吸収性」という2つの性質を、世界で初めて合わせ持つ新素材・構造を採用している。120施設を超える医療機関・介護施設で導入されているが、「ころやわ」上での骨折は確認されていないという(2021年11月1日時点)。

■歩行安定性

「ころやわ」は、歩行時の踵やつま先、杖・車いす使用時の沈み込みが少なく、凹まない硬さであり、「歩行時/車いす移動時の安定性」を実現している。

■衝撃吸収性

椅子やベッドからの転落、車いすへの移乗や歩行からの転倒時には、大きく沈み込み、大腿骨の骨折リスクを軽減する「衝撃吸収性」を実現している。転倒時にはフローリングに対して約半分に衝撃を抑え、骨粗鬆症の大腿骨骨折の目安荷重(221kgf)を下回る。


※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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