テラドローン×エアモビリティ | 「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けて業務提携
テラドローン株式会社と、エアモビリティ株式会社は、「空飛ぶクルマ」の社会実装の早期実現に向けて業務提携を結んだ。
背景と目的
昨今、「空の移動革命」という言葉が新聞やテレビでも取り上げられるようになっている。空の移動が人々にとってもっと身近になれば、都市の在り方が変わる可能性があるという。滑走路がいらない「空飛ぶクルマ」は既存のインフラに縛られることなく「点から点へ」という最短距離の移動が可能になるとも言われており、これはまさしく21世紀に人々が直面する産業革命であると言っても過言ではない。また、つい最近まで空を自由に移動できることは人類永遠の夢だろうと思われていた。それがこの「空飛ぶクルマ」の出現により、まさしく現実のものとなろうとしている。
一方、昨今ドローンの普及も目まぐるしい。「空飛ぶクルマ」は将来的に、ドローンとシステム連携したり、空域を共存する事が必須になると予想される。今回、それぞれの分野に強みを持つテラドローンの「Terra UTM」とエアモビリティの「ASCP(エアモビリティ・サービス・コラボレーション・プラットフォーム)」が相互連携することにより、「空の移動革命」を主体的に先導していきたいと考えているという。
<テラドローン株式会社について>
2016年に創業。東京本社含め全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれる。
日本では大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績がある。現在、測量分野では独自技術による高精度且つ大幅な低価格化を可能とした国内導入実績No1の「Terra Lidar (特許取得済)」を提供。点検分野では海外グループ子会社で欧州の大手オイル&ガス会社を中心に200件以上の実績をもつTerra Inspectioneeringと連携し、特許取得済みのUT(超音波探傷検査)ドローンを用いた検査技術を導入。運航管理分野では、JAL、東京電力、KDDI等と共同でドローン社会の実現において必須の運航管理プラットフォームである「Terra UTM」の開発を行う。
<エアモビリティ株式会社について>
「空飛ぶクルマ」の販売やサービスに関するインフラをプラットフォーム上に構築することで、「空飛ぶクルマ」の航行に関するサービスをワンストップで提供することを目的として、2019年8月1日に設立。今後、インフラプラットフォームのコアシステムであるASCP(エアモビリティ・サービス・コラボレーション・プラットフォーム)を自社開発し、ナビゲーションシステムや離発着場システム等と連携させて、「空飛ぶクルマ」が簡単かつ安全に航行できるようサービスを提供する予定。
また、経済産業省と国土交通省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」や、大阪府が主催する「空の移動革命社会実装 大阪ラウンドテーブル」の構成員に選出され、「空飛ぶクルマ」に関する国内唯一の展示会である「フライングカーテクノロジー」の実行委員としても活動している。このように日本における「空飛ぶクルマ」産業に創成期からコアメンバーとして参画している。
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