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奈良県磯城郡三宅町×名大発ベンチャー「PREVENT」 | 健康推進に向け連携協定

奈良県磯城郡三宅町×名大発ベンチャー「PREVENT」 | 健康推進に向け連携協定

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名古屋大学発のベンチャーである株式会社PREVENTと奈良県磯城郡三宅町は、三宅町民の生活習慣病の重症化リスクを見える化し、今後の健康推進施策に活かすため、2020年11月17日に三宅町役場にて連携協定締結式を実施したと発表した。

連携協定の概要と実証実験について

株式会社PREVENTと奈良県磯城郡三宅町は、共同で生活習慣病の重症化リスクを見える化するための実証実験を行う。三宅町はすでに、国保データベースシステム(以下、KDBシステム)を利用し、現時点での重症化リスクを把握している。本実証実験では、PREVENTの将来予測システムを活用し、将来の重症化リスクの見える化を行い、KDBシステムとの併用による相乗効果を図る。

具体的には、PREVENTが持つレセプト・健康診断データなどの医療データ解析ノウハウをもとに、現在の生活習慣病の管理状況から、5年後にどれだけ重症化する可能性があるかのリスク分析をし、将来を予測する。見える化されたデータに基づき、三宅町とともに生活習慣病の重症化予防のための施策検討を行い、三宅町民の健康推進のさらなる充実に貢献していくという。


連携協定に至った背景

三宅町では、三宅町総合計画において「みんないきいき『支え合う』まち」といった方向性を定めた施策を進めており、データに基づいた政策づくり(Evidence-based Policy Making、エビデンスに基づく政策立案)を行うことで、今まで以上に町民の健康推進を図りたいとの考えがあった。

一方、PREVENTでは、これまで社会保険の分野においては約100の企業の健康保険組合に対してサービス提供を行っており、生活習慣病の重症化予防に関して大きな成果をあげてきた。しかし、医療費適正化および日本の社会保障制度を維持するためには、企業の社会保険だけではなく、自営業者や高齢者の方においても生活習慣病の重症化を予防することが重要だと考えてきた。

こうした背景から、三宅町とPREVENTとで健康推進に取り組み、データに基づいた効率的な行政運営を行うことにより、多くの町民の幸せで健やかな暮らしにつなげることを目的に協力することとなった。

今後の展望

両者は、本実証実験にて見える化するだけではなく、重症化予防につながる施策づくりの検討を進める。重症化リスクが低い人向け、高い人向けといったターゲットを絞った施策を実施し、ケアマネジャーをはじめ健康推進に取り組んでいる人たちとも共創を図る。さらに、三宅町をモデルとして、全国の自治体へ横展開し、多くの人たちの健康推進のサポートができる仕組みの構築を目指すという。

各者コメント

■三宅町長 森田 浩司氏

この連携協定を通して、町民の健康状態や将来的な健康リスクを可視化することで、データに基づく健康推進施策を行うための土台を築き、誰もがより健康で暮らせるまちを目指します。

■株式会社PREVENT 代表取締役 萩原 悠太氏

弊社がこれまで多くの健康保険組合で実施してきた医療データ解析のノウハウをもとに、誰もがより健康で暮らせるまちを三宅町の皆様と一緒に目指していきます。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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