【UNOPS×ソニー×神戸市】 アクセラレーションプログラムの募集を開始、テーマは「気候変動対策」
国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)とソニー株式会社、および兵庫県神戸市は、イノベーション領域における協業を開始すると発表した。具体的には、「気候変動対策」をテーマとしたスタートアップ向けアクセラレーション・プログラムを、3者の知見やリソースを持ち寄って開催する。
プログラムの募集テーマ
募集テーマは、「テクノロジーを用いた強靭なインフラを作り、気候変動への対処を強化する」だ。音声や映像データと同じように、気候、森、海といった資源のデータは、地域ごとに多様性をもった非構造データだ。これらのデータを、センシングとAI技術で的確に分析し活用することで、より迅速な気候変動の対処や、豊かな森と海の創出に貢献することができると考え、本テーマを決定したという。
応募方法・スケジュール
■募集期間:2020年4月21日(火)~7月31日(金)24:00 CETまで
■応募方法:UNOPSの応募サイトにアクセスのうえ、所定フォームより応募
※応募に関する詳細は上記URLにて要確認。
選定されたスタートアップや企業は、兵庫県神戸市に開設予定のインキュベーション施設「UNOPSのGlobal Innovation Center(グローバル・イノベーション・センター)」に入居し、「Sony Startup Acceleration Program(ソニー・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム」の育成プログラムを含むUNOPSの「Global Innovation Accelerator Program」に参加することが可能で、アイデアの実現に向けたさまざまな支援を得ることができるという。
なお、UNOPSのGlobal Innovation Center(GIC)は、令和2年夏以降に開設予定。現在の新型コロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ、GICの具体的な開所時期、スタートアップ企業のGICへの入所時期、およびスタートアップ企業へのプログラム提供方法などについては、今後の状況を総合的に判断したうえで情報提供を行うという。
ソニーが提供する事業化支援Webアプリ「StartDash」
ソニーは2014年より、スタートアップ向けのアクセラレーション・プログラム「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」を実施し、これまでの5年間で14の新規事業を生み出してきた。その知見をもとに、事業化支援Webアプリ「StartDash」を開発した。「アイデアはあるけれど何から始めたらよいのかわからない」という方でも、チェックリスト形式の質問に回答していくだけで、必要なものを学びながら事業化に向けた準備を進めることができるという。プログラムへの応募に向けて、もう少しアイデアを整理したいという場合は、活用することをお勧めしたい。
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