ロボットスタート | オンキヨーなどから資金調達を実施、メディア向け音声化サービス事業などを加速化
ロボットスタート株式会社は、オンキヨー株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズなどを引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。同社は、2014年12月創業のロボットベンチャーで、スマートスピーカー、音声アシスタント、コミュニケーションロボット、サービスロボット、AI、IoTなど最先端領域にフォーカスした事業を展開している。今回の増資により、メディア向け音声化サービス事業、および音声広告配信ネットワーク「Audiostart」事業を加速するという。
今回の増資について
近年、「メディア音声化のニーズ拡大」と「音声広告市場の成長」が進んでいる。そうした中、同社独自のサービス「Audiostart」の開発体制のさらなる強化、営業体制の増強が急務だ。今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、スタッフの増員、本社移転、音声市場向け新サービスの開発など、経営基盤の強化を行う。
なお、引受先となった2社とは協業することも決まっている。オンキヨー株式会社とは、次世代音声デバイスと音声アプリケーション領域で、株式会社ファンコミュニケーションズとは、音声によるアフィリエイト広告領域で連携するという。
「Audiostart」とは?
Audiostartは、ロボットスタートによるメディア向け無料音声化サービス、および音声広告配信ネットワークサービスだ。2018年7月23日に、博報堂DYメディアパートナーズ、イードとともに音声コンテンツ内への広告配信の実証実験を開始し、2019年7月3日に正式なサービスとしてスタートした。
対応するプラットフォームは、現在「Amazon Alexa」「Google Home」「Apple Podcast」「Google Podcasts」で、メディア運営者はAudiostartを利用することにより、無料でこれらのプラットフォームへの音声配信が可能となる。同社は2020年2月現在、100以上のメディアの音声化を支援しているという。
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(eiicon編集部)