「Audiostart」を運営するロボットスタート、事業拡大のため総額1.6億円の資金調達を実施
ロボットスタート株式会社は、第三者割当増資および銀行融資により総額1億6千万円の資金調達を実施した。第三者割当増資の引受先は、独立系ベンチャーキャピタルのK&Pパートナーズ株式会社が運営する投資組合、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」を運営するログリー株式会社の戦略投資子会社であるログリー・インベストメント株式会社などになる。
また、今回の増資とあわせて、株式会社日本政策金融公庫からの資本性ローンの融資も実施している。これにより同社の累積資金調達額は約3億4千万円となった。
今回の増資について
メディア音声化のニーズ拡大と音声広告市場の成長に向けて、自社サービス「Audiostart」の開発体制のさらなる強化、営業体制の増強が必要となってきたという。今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、スタッフの増員、システム開発などを行い、経営基盤強化を行っていく。
また今後、さらに成長ステージに合わせて資金調達を随時行っていくという。
Audiostartとは
Audiostartは、ロボットスタートによるメディア向け無料音声化サービス、および音声広告配信ネットワークサービス。2018年7月23日に博報堂DYメディアパートナーズ、イードとともに音声コンテンツ内への広告配信の実証実験を開始し、2019年7月3日に正式サービスとしてスタートした。
対応するプラットフォームは現在Amazon Alexa、Google Home、Apple Podcast、Google Podcastsで、メディア運営者はAudiostartを利用することにより、無料でこれらのプラットフォームへの音声配信が可能となる。
2021年3月現在、150以上のメディアの音声化を支援している。
今後あらゆる音声プラットフォームに向けて音声広告を配信できるよう、開発を進めていくという。
●メディア運営者
あらゆる記事を無料かつ自動で音声化してマルチプラットフォームへ配信。
さらに音声広告配信ネットワークで音声メディアのマネタイズを支援する。
●広告主・広告代理店
厳選された音声メディアに対して音声広告を配信可能。
●一般ユーザー
いままで音声で聞くことができなかったメディアを音声で楽しむことができる。
広告モデルにより無料で様々な音声コンテンツを利用可能。
<ロボットスタート株式会社について>
2014年12月創業。スマートスピーカー、音声アシスタント、コミュニケーションロボット、サービスロボット、AI、IoTなど最先端領域にフォーカス。音声広告配信を中心としたプラットフォーム事業・メディア事業・コンサルティング事業を通じて、業界の発展に貢献していく。
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