IHI×ブルーイノベーション|国内初、ドローンから自動運転モビリティへの荷物の無人受け渡しを実現
IHI 運搬機械株式会社と、ブルーイノベーション株式会社は、ドローンから自動運転モビリティへの荷物受け渡しを完全無人化するドローン着陸ポート(以下、同製品)を共同開発したことを発表した。
同製品は、「ドローンの着陸制御から着荷」と、「荷物の一時保管および自動運転モビリティへの荷物受け渡し」の2つの工程について無人化を可能にする国内初の製品。
製品の特長
1. 自動運転モビリティへの確実な荷物の受け渡し
ドローンが荷物を切り離した後は、同製品内部で荷物を保管し、待機する自動運転モビリティへの受け渡しまでを無人で行なう。この荷物の受け渡し工程においては、IHI 運搬機械が機械式駐車場の開発・製造において培ってきた搬送技術が活かされている。
2. ドローンとポート間の通信による高い着陸精度の実現
ブルーイノベーションによる安全安心と高い着陸精度を実現する「BI ポートシステム(※1)」および、ドローンの着陸位置を監視・制御するプラットフォーム「Blue Earth Platform(※2)」と連動。ポート側からの信号でドローンを誘導、所定位置への精度の高い着陸を実現する。
同製品は、災害時の緊急輸送手段や、遊休スペースとなりがちな立体駐車場の屋上階の有効利用および構内物流の搬送用途としても活用が期待される。今後、早期実用化により、スマートシティに貢献する新たな駐車場活用のあり方を提案していくという。
※1 BI ポートシステム
ドローンの目視外飛行において、安全な自動離着陸を可能とするドローンの管制システム。GPS による飛行と異なり、画像認識による誤差のない高精度な着陸を実現する。
※2 Blue Earth Platform (BEP)
複数のドローンを都度複雑な設定や操作をすることなく、一つの指示で自動的に運航させるプラットフォーム。ブルーイノベーションでは、”One Command Full Mission”をテーマに、サービス展開をしている。
<IHI 運搬機械株式会社>
IHI運搬機械は、1973 年設立以来、IHI グループの運搬機械の総合メーカーとして、パーキングシステムおよび運搬機械の事業を展開して、両事業の製造・販売においてトップシェアを誇っている。その各種製品は、都市部の生活空間や各種産業の生産現場や、エネルギー、社会インフラなど国内外の各事業で活躍している。
<ブルーイノベーション株式会社>
「ドローン・ロボットを通じて、世界に貢献するグローバルカンパニーになる」をビジョンに掲げ、ドローンの先駆的サービス・プロバイダーとして、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのベースプラットフォームである Blue Earth Platform (BEP)を基軸に、点検、警備、物流、教育・安全、エンターテインメントの5つの分野でサービス展開をしている。
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(eiicon編集部)