1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. 祖父母と孫の距離を縮めるツール「まごチャンネル」のチカク、累計調達額が10億円に
祖父母と孫の距離を縮めるツール「まごチャンネル」のチカク、累計調達額が10億円に

祖父母と孫の距離を縮めるツール「まごチャンネル」のチカク、累計調達額が10億円に

0人がチェック!

株式会社チカクは、GMO VenturePartners株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、西武しんきんキャピタル株式会社、株式会社リブ・コンサルティングが運営するコーポレートベンチャーキャピタルである株式会社Impact Venture Capitalや、既存株主であるインキュベイトファンドを引受先とした第三者割当増資、および日本政策金融公庫による資本性ローンの適用や金融機関からの融資を受け、新たに4億6,000万円の調達したことを発表した。これにより、累計の調達総額は約10億円となった。

チカクは「シニア・ファースト」をミッションとし、スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信し、テレビの大画面とスピーカーを通してインターネットやスマートフォンの利用が苦手なシニア世代でも孫と一緒に暮らしているかのような疑似体験ができる 「まごチャンネル」を第一弾プロジェクトとして、開発・販売している。

「まごチャンネル」は、2016年6月の正式販売以降、祖父母と孫の距離を縮めるコミュニケーションツールとして子ども世帯と祖父母世帯間での利用のほか、子ども世帯での家庭内利用など新たなユーザー層を開拓、着実にユーザー数を増やしている。

また、「シニア×デジタル」領域において、顧客体験の設計からハード・ソフト開発まで高いレベルで提供出来る力が評価されており、野村證券株式会社のシニア顧客向けのサービスとしての協業や、セコム株式会社との高齢者とその家族がより楽しみながらコミュニケーションできる「for FUN!」を目的とした実証実験と価値検証およびサービス開発、株式会社ジュピターテレコムとの販売パートナー契約など、大企業との連携による新たな事業機会の創造やマーケットの開拓を行ってきた。

今後は、今回調達した資金を活用し、これまで以上にシニア約1,400万世帯と家族・社会がより近くつながる世界を目指してエコシステムを構築する為、次の領域や課題に積極的な投資を進めていくという。

■「まごチャンネル」のアップデート(新機能搭載など)と新たな製品の研究開発

利用者からこれまでに寄せられた多くの声を反映し、新サービスの開発を進めるとともに、離れていても家族が隣で暮らしているかような体験ができる「まごチャンネル」に続く新たな製品の開発に着手する。

チカクの持つシニアに関するデータの利活用および外部パートナーとの提携拡大

本当にシニアが喜ぶ、シニア・ファーストなサービスを作れる会社として利用者の同意に基づき、データの利活用を進めるとともに、健康・医療福祉、介護、ホームセキュリティ、金融、小売業を始めとした企業や自治体との連携、大学など研究機関との研究開発を進めていく。

採用活動の強化

アップルジャパンでiPodや新規事業の領域において要職を歴任してきた同社代表、VR領域で世界トップクラスの研究室におけるエース研究者(博士)、スマホ黎明期における日本独自OSの開発を行ってきた共同創業者に加え、Amazon、SONY、富士通、ヤフー、ミクシィ、ウフィカの出身者など多様なメンバーが続々と参画し、自社サービスの開発に加え、大企業との多様な連携の形が取れる組織文化が形成されている。今後は更なる事業拡大に伴い、全職種における採用活動の強化を行っていくという。

日本は先進国のなかでも高齢化がいち早く進んでおり、日本のシニア層が抱える課題の解決は同様に高齢化が進む各国においてもニーズが高まると考えられる。チカクでは、「距離も時間も超えて大切な人を近くする・知覚できる世界を創る」をビジョンとして、国内におけるシニア世代の課題を解決していくとともに、日本でのサービス展開で得た知見をもとに、海外市場への進出をはかる。

株式会社チカク

https://www.chikaku.co.jp/

まごチャンネル公式サイト

https://www.mago-ch.com/

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件