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最優秀賞には「内閣総理大臣賞」を授与、社会インパクトの大きい共創事例とは?――『第2回 日本オープンイノベーション大賞』開催

最優秀賞には「内閣総理大臣賞」を授与、社会インパクトの大きい共創事例とは?――『第2回 日本オープンイノベーション大賞』開催

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内閣府が主催する、『第2回 日本オープンイノベーション大賞』が今年も開催される。この賞は、オープンイノベーションの取り組みの中で、模範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて表彰するもので、昨年は、『超多項目健康ビッグデータで「寿命革命」を実現する 健康未来イノベーションプロジェクト』が内閣総理大臣賞に選ばれた。第2回目となる今年も、広くオープンイノベーションに関わる取り組みを募集する。(応募締切は10/7(月)18時)

――今回、eiiconでは主催担当者のコメントなどを交え、開催概要や第1回で受賞したオープンイノベーション事例などを紹介していく。

取り組みの背景

イノベーションの創出を巡る国際的な競争が激化する中で、研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会的ニーズの解決や新たな価値の創造につなげることが大きな課題となっている。そのための方法として、組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせ新しい取組を推進するオープンイノベーションが注目されている。

こうした状況を踏まえ、昨年から内閣府主導のもと、オープンイノベーションをさらに推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取組を『日本オープンイノベーション大賞』として称える取り組みがスタートした。

本表彰では、オープンイノベーションの取組で、模範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて、担当分野ごとの大臣賞、経済団体、学術団体の会長賞の表彰を行うとともに、各賞の中で最も優れたものを内閣総理大臣賞として表彰するという。

担当者に聞く――第2回開催にかける想い

eiiconでは、『第2回 日本オープンイノベーション大賞』主催担当者に、「開催にかける想い」や「第1回開催後の反響」、「第2回の応募者に期待したいこと」の3点についてヒアリング。それぞれの回答について紹介していく。

●第2回 オープンイノベーション大賞開催にかける想い

「本年第2回を迎えるオープンイノベーション大賞は、経済社会へのインパクトの大きな、優れたオープンイノベーションを表彰するものです。昨年は、応募総数300件弱の中から、総理大臣賞をはじめとした各大臣表彰を全10団体に授与いたしました。

イノベーションを巡る環境がグローバルに大きく変化する中、オープンイノベーションの必要性が叫ばれて久しくなりました。その一方で、現場でオープンイノベーションに取り組まれる方々においては、日々様々な壁に阻まれ、悩み、それでも一歩ずつ前進される日々ではないかと思います。

そのような中、このオープンイノベーション大賞が、現場で取り組まれてきた方々の御努力に光をあて、それがさらに周囲の組織の方々にも勇気をあたえ、日本全体にオープンイノベーションの輪が広がっていく一助となることを強く期待しております。本年度の第2回オープンイノベーション大賞にも多数のご応募を心よりお待ちしております」。

●第1回開催後の反響について

「昨年、総理大臣賞を受賞されたのは、弘前大学を中心とした健康ビッグデータを活用した様々な企業とのオープンイノベーションプラットフォームの構築に関する取組でした。

弘前大学におかれては、この受賞後に、さまざまな民間企業の方から連携に関する問い合わせをいただき、具体的な取組に昇華しつつあるといった外部連携に関する効果にとどまらず、弘前大学内においても、当該取組の意義に対する認知や評価の向上を受けて、内部支援の強化などに繋がったと聞いています。

このように、総理大臣賞にとどまらず、各大臣表彰を受賞された団体におかれても、内外への好影響をうけ、それぞれの取組が加速化された例が多数生まれています」。

●第2回の応募者に期待したいこと

「まずはどんな取組であれ、ぜひ積極的に応募いただければと考えています。こうした表彰の機会を一つのきっかけとして、関係された方々でこれまでの取組を振り返り、さらに次の一歩について検討すること自体が、より本質的なオープンイノベーションに繋がる途ではないかと考えています。

本事業の目的は、SDGsをはじめとした今日我々が抱える経済社会の課題解決に繋がるような『経済社会へのインパクトの大きな』オープンイノベーションの取組を表彰することではありますが、必ずしも大きな成果にこだわることなく、こうした社会変革に繋がるそれぞれの方々の一歩一歩についてぜひ御応募いただければ幸いです」。

▲『第1回 日本オープンイノベーション大賞』授賞式の様子

過去の受賞例

第1回目となる昨年は、以下の取り組みが各賞を受賞した。

※関連記事:「第1回 日本オープンイノベーション大賞」授賞式レポート

▲第1回の日本オープンイノベーション大賞選考委員会は、池井戸潤氏(作家)、入山章栄氏(早稲田大学大学院 経営管理研究科、早稲田大学ビジネススクール 准教授)、各務茂夫氏(東京大学 教授 産学協創推進本部 イノベーション推進部長)、谷本有香 氏(Forbes JAPAN 副編集長)、Tom Kelley氏(IDEO 共同経営者)、向井千秋氏(東京理科大学 特任副学長)といった外部有識者で構成された。

<内閣総理大臣賞>

超多項目健康ビッグデータで「寿命革命」を実現する健康未来イノベーションプロジェクト

中路重之(弘前大学特任教授)、村下公一(弘前大学教授)、井原一成(弘前大学教授)、 工藤寿彦(マルマンコンピュータサービス(株)常務取締役)、安川拓次(花王(株)エグゼクティブフェロー) による共創

 

<科学技術政策担当大臣賞>

大企業発のスタートアップ「ミツバチプロダクツ(株)」の挑戦

浦はつみ(ミツバチプロダクツ(株)代表取締役社長)、河野明(パナソニック(株)執行役員、アプライアンス社副社長) 春田真((株)BeeEdge代表取締役社長)、ダグラス・ウェバー(KAMAKIRI WORKSHOP(株)代表取締役社長)、 小山栄一((株)STUFF代表取締役社長)による共創

<総務大臣賞>

リアルタイム津波浸水被害予測システムの開発と運用

越村俊一(東北大学災害科学国際研究所教授、 (株)RTi-cast最高技術責任者)、太田雄策(東北大学大学院理学研究科 准教授、 (株)RTi-cast技術顧問)、村嶋陽一(国際航業(株)防災情報チームリーダー、(株)RTi-cast代表取締役)、 撫佐昭裕(日本電気(株)主席システム主幹、 (株)RTi-cast最高執行責任者)、 加地正明((株)エイツー取締役、 (株)RTi-cast最高財務責任者)による共創

<文部科学大臣賞>

基礎研究段階からの産学共創 ~組織対組織の連携~

西尾章治郎(大阪大学総長)、小坂達朗(中外製薬(株)代表取締役社長最高経営責任者(CEO))、 周藤俊樹(大塚製薬(株)取締役研究部門担当)、十河政則(ダイキン工業(株)代表取締役社長兼CEO) による共創

<厚生労働大臣賞>

 医療のIoT化を実現するスマート治療室SCOTの開発

村垣善浩(東京女子医科大学先端生命医科学研究所先端工学外科副所長・教授)、岡本淳(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所先端工学外科特任講師)、正宗賢(東京女子医科大学先端生命医科学研究所先端工学外科教授)、 奥田英樹((株)デンソー社会ソリューション事業推進部メディカル事業室室長)、 中西彰((株)日立製作所ヘルスケアビジネスユニット外科治療ソリューション本部本部長)による共創

<農林水産大臣賞>

宮崎県における産学官連携による公設試験場発ベンチャー企業「一般社 団法人食の安全分析センター」の設立と残留農薬分析技術の社会実装

水光正仁(宮崎大学理事・副学長、(一社)食の安全分析センター代表理事・会長)、中田哲朗(宮崎県農政水産部長、 (一社) 食の安全分析センター理事・副会長)、山下洋司((株)島津製作所つくば支店支店長、 (一社)食の安全分析センター理事)、 緒方哲((公財)宮崎県産業振興機構理事長、 (一社)食の安全分析センター理事)、甲斐典男(宮崎県総合農業試験場場長による共創

<経済産業大臣賞>

「JR東日本スタートアッププログラム」を通じた イノベーションの社会実装チャレンジ

深澤祐二(東日本旅客鉄道(株)代表取締役社長)、柴田裕(JR東日本スタートアップ(株)代表取締役社長)、 康井義貴((株)Origami代表取締役社長)、山﨑敦義((株)TBM代表取締役CEO)、 蒲原寧(サインポスト(株)代表取締役社長)による共創

<国土交通大臣賞>

東北インフラ・マネジメント・プラットフォームの構築と展開

久田真(東北大学教授(工学研究科インフラ・マネジメント研究センター長))、金井浩(東北大学教授)、 長坂徹也(東北大学教授(工学研究科長))、皆川浩(東北大学准教授)、 鎌田貢(東北大学特任准教授(工学研究科インフラ・マネジメント研究センター副センター長)による共創

<環境大臣賞>

定期旅客便を利用した温室効果ガスのグローバル観測 (CONTRAILプロジェクト)

町田敏暢((国研)国立環境研究所地球環境研究センター室長)、澤庸介(気象庁気象研究所海洋・地球化学研究部室長)、 堀尾裕子(日本航空(株)コミュニケーション本部コーポレートブランド推進部部長)、 伊田幸男((株)ジャムコ航空機整備事業部事業部長)、田中順二((公財)JAL財団常務理事)による共創

<日本経済団体連合会 会長賞>

大企業若手有志プラットフォーム「ONE JAPAN」

濱松誠(ONE JAPAN共同代表)、山本将裕(東日本電信電話(株)ビジネス開発本部)、 大川陽介((株)ローンディール 最高顧客責任者)、神原一光(日本放送協会NHK 2020東京オリンピック・パラリンピック 実施本部)、須藤奈応((株)日本取引所グループ 総合企画部)、松坂俊((株)マッキャンエリクソン制作本部)による共創

 

<日本学術会議会長賞>

再生医療等臨床研究を支援する再生医療ナショナルコンソーシアムの実現

岡田潔((一社)日本再生医療学会幹事)、澤芳樹((一社)日本再生医療学会理事長)による共創

<選考委員会特別賞>

「レンタル移籍」による人材育成とイノベーションのエコシステム構築

原田未来((株)ローンディール代表取締役社長)、猪倉稔正(西日本電信電話(株)アライアンス営業本部 ビジネスデザイン部長)、岡村修(関西電力(株)理事経営企画室イノベーション担当室長)、 小林将之(大鵬薬品工業(株)代表取締役社長)、井川和彦(パナソニック(株)A Better Workstyle編集局局長)による共創

 

遺伝子組換えカイコによる新産業創出プラットフォームの構築

門野敬子((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 研究領域長)、 瀬筒秀樹((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 ユニット長)、 桑原伸夫(群馬県蚕糸技術センター主席研究員)、冨田正浩((株)免疫生物研究所取締役)、 石原英幹(ニットーボーメディカル(株)取締役) による共創

骨置換型人工骨「サイトランス グラニュール」の開発と実用化

中尾潔貴((株)ジーシー代表取締役社長)、熊谷知弘((株)ジーシー取締役・研究所長)、 山中克之((株)ジーシー主席研究員代理)、石川邦夫(九州大学教授)、宮本洋二(徳島大学教授)による共創

※詳細・応募については、日本オープンイノベーション大賞』特設ページ参照。

 募集締切:令和元年10月7日(月)18時

 なお、受賞者の発表・表彰式は、令和2年2月に開催予定。

(eiicon編集部)

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