ストリーモ、竹中工務店らとラストマイル移動・搬送サービス実証に参画。自律牽引ロボとの連携も検証
立ち乗り三輪電動モビリティを開発する株式会社ストリーモは、株式会社竹中工務店を代表企業とする共同実施グループの一員として、UR森之宮第2団地(大阪府大阪市)にて実施されたラストマイル移動・搬送サービスに関する実証実験に参画したことを発表した。
本実証実験は、大阪商工会議所とUR都市機構による「まちなかリビングラボプロジェクト第2弾」において採択されたプロジェクトの一環として行われた。
実証実験の背景と目的:住宅団地における「ラストマイル移動」の課題解消
高齢化が進行する郊外・都市部の住宅団地や広大な街区では、最寄り駅やスーパー、病院への短距離移動や荷物の持ち運びといった「ラストマイル」における移動・物流手段の確立が課題となっている。歩行者が多く行き交う団地敷地内では、速度だけでなく「ふらつかずに進め、安全に止まれ、小回りが利くこと」などの高い安全性が求められる。
さらに、シェア型モビリティの課題である「使いたいときに近くにない」状態を解消するため、遠隔・自律制御ロボットによる呼び出しや再配置システムの導入が検討されている。これにはモビリティ自体の自立性と安定した被牽引性が不可欠となるため、ストリーモ独自の自立構造技術の有効性を検証するべく本実験への参画に至った。
主な実施内容と検証結果
実験では、住民を対象とした試乗体験と、自律自動・遠隔操作牽引ロボットとの連携検証が実施された。
1. 団地内での安全走行および住民試乗体験
独自の特許技術「バランスアシストシステム」を備えたストリーモを活用し、幅広い世代の住民が試乗を行った。二輪車と比較して「バランスを取る不安がない」「小回りが利き、転ぶ気がしない」といった高い評価を獲得した。
2. 自律・遠隔制御ロボットによる牽引・再配置検証
共同実施各社(竹中工務店、アダワープジャパン、山善、スズキ、ストリーモ)の技術を連携させ、将来的な「乗りたい場所への呼び出し」や「ステーションへの自動回収・再配置」を見据えた検証を実施。ロボット牽引に対応する前側牽引装置の追加や重量配分の調整を行った車両を用い、運用上の課題抽出を行った。
今後の展開
ストリーモは、本実証実験で得られた知見をもとに無人化・省人化につながる技術開発を加速させる方針だ。住宅団地や複合施設、スマートシティにおける「シェア型マイクロモビリティ」および「モビリティハブ」連携サービスの社会実装を推進し、外出機会の創出と地域コミュニティの活性化に貢献していく。
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(TOMORUBA編集部)