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西尾市を”儲かる農作物”の産地へ。INGENがグランプリを獲得!――スタートアップから高校生まで13チームがピッチを繰り広げた『BiZCON NISHIO 2025』最終審査会をレポート

西尾市を”儲かる農作物”の産地へ。INGENがグランプリを獲得!――スタートアップから高校生まで13チームがピッチを繰り広げた『BiZCON NISHIO 2025』最終審査会をレポート

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愛知県西尾市では、新たな産業の創出による地域活性化を目指し、2023年からビジネスプランコンテスト『BiZCON NISHIO(ビジコン ニシオ)』を開催している。過去2回のコンテストでファイナリストとなったビジネスプランからは、すでに西尾市内での実証実験を経て、事業化が実現されたものもある。コンテストの市内での認知も広まり、年々盛り上がりを見せている。

『BiZCON NISHIO』は、全国のスタートアップなどが参加する「一般部門」に加えて、市内の高校生からビジネスプランを募集する「高校生部門」も設けられている点が特徴だ。今年は、一般部門55社、高校生部門107チームからの応募があり、前者は5社、後者は8チームが一次審査を通過した。

その後、各社・各チームは、サポーターや事務局の支援を得ながらビジネスプランをブラッシュアップ。磨きをかけたビジネスプランを持ち寄り、2月7日に開催された最終審査会でのピッチに挑んだ。なお、一般部門のグランプリには賞金200万円、高校生部門の最優秀賞には賞金10万円が授与される。

今回、TOMORUBAでは現地で取材。「一般部門」のピッチや表彰の内容を中心に、最終審査会当日の様子をレポートする。

【主催者による開会挨拶】 「今日のピッチは、この街の未来を作るスタートライン」

最終審査会は、西尾市 産業部 商工振興課 主査 小林直文氏による主催者挨拶から始まった。これまでの『BiZCON NISHIO』の成果例として、昨年度のコンテストで一般部門グランプリに輝いたキャリアサバイバルが、過去のトラブル活用サービス「KAKO虎」をすでに社会実装し、さらには、市内の企業と共創で新サービスへの取り組みを進めていることが紹介された。また、同じく昨年度の高校生部門でのビジネスプランから生まれた、街全体で高校生が勉強できる場を作る「まちスタ」プロジェクトでは、11店舗の協力を得て拡大中であることにも触れられた。

小林氏は、それらの事例を踏まえた上で、今年もどんなビジネスプランが発表されるかワクワクしていると期待を表明し、「今日のピッチはここから始まる共創のスタートラインだ。街の未来を作る熱いピッチを期待している」と参加者へのエールを送った。

▲西尾市 産業部 商工振興課 主査 小林直文氏

各ファイナリストのピッチ内容は、「01ターゲット/課題」「02ビジネスモデル」「03ソリューション」「04チーム・人物評価」「05地域共創性」「06地域貢献」の6つの基準により審査された。審査員は西尾市の中村市長をはじめ、経験・知見豊富な以下の6名が務めた。

<審査員>

・西尾市 市長 中村健氏

・西尾未来共創拠点ニコラボ チーフコーディネータ 中村彰収氏

・株式会社MTG Ventures 代表パートナー/地域と人と未来株式会社 代表取締役 伊藤仁成氏

・エバーコネクト株式会社 代表取締役 篠原豊氏

・株式会社スターフロンツ 代表取締役社長 加藤厚史氏

・株式会社eiicon 代表取締役社長 中村亜由子氏

▲写真左から中村亜由子氏、篠原豊氏、中村健氏、中村彰収氏、伊藤仁成氏、加藤厚史氏。

また、『BiZCON NISHIO』は以下のサポーター企業・団体が、ビジネスプランのブラッシュアップから、実証実験、事業化まで、各フェーズで応募者をサポートしている。

<サポーター企業・団体>

・西尾商工会議所

・一色町商工会

・西尾みなみ商工会

・西尾信用金庫

【一般部門】 グランプリに輝いたのは、儲かる農作物の収益モデル構築を目指す、株式会社INGEN!

最終選考の場でピッチを行う「一般部門」のファイナリストは、次の5組の企業・個人だ。

<一般部門ファイナリスト> ※登壇順

・株式会社Plaru

・株式会社LETO

・株式会社KAMAMESHI

・髙橋英眞氏

・株式会社INGEN

ピッチ終了後、審査員による最終審査によりグランプリが1社選出される。グランプリ企業に授与される賞金は200万円。また、サポーター賞も設定されており、該当するファイナリストがいる場合に授与される(該当者なしの場合もあり)。サポーター賞受賞者は、ビジネスプラン実装に向けた支援を受けることができる。

――ここからは、グランプリ受賞企業から順に、一般部門ファイナリスト5社のピッチ内容を紹介していく。

●【グランプリ:賞金200万円】 株式会社INGEN

発表テーマ「西尾発、“儲かる産地”をつくる新モデル」

▲株式会社INGEN 代表取締役 櫻井杏子氏

日本の多くの地域で、農家の収益が成り立ちにくくなっている。その主な原因には、気候の温暖化による収穫量変動や、相場取引(せり)で決まる不安定な価格などがあると櫻井氏はいう。

株式会社INGENは、主要作物だけでは収益が成り立たなくなった日本各地の産地において、その産地に合った収益モデルを作る会社だ。具体的には、主要作物以外に、儲かる柱を提案している。儲かる柱とは、収穫予測ができ、相場取引ではなく事前契約取引が可能となる作物だ。これまでに、秋田県から宮崎県までの7県で、4品目を導入している。

もともと西尾市は、名古屋への近さで付加価値の高い作物が売れやすく、稼げるポテンシャルがある産地だ。土壌・気候の特性などから、これまではイチジクを柱としていた。しかし、ハウス建設費の高騰や、競合の増加などにより、イチジクで稼ぐことが難しくなっている。そこで同社は、初期費用が少なく、近隣に競合産地がないことから小カブの栽培を提案。イチジク農家により試験栽培された小カブを試験販売したところ、試食後購入率83%で、普通のカブの27倍も売れるという好結果を残した。

それを受けて、現在では地元の飲食店などの協力を得ながら、品質・ブランドの確立、収支の確認、県内外での販売再現性の確認、県外を含めた輸送体制の確立などに取り組んでいる。イチジクと小カブは繁忙期が重ならないため、農作業者を通年雇用できるようになり、地元の雇用創出にも貢献できるという。

最後に、今後は西尾市内の飲食店や観光業者と共同で、ブランドを構築する体制づくりなどに取り組むビジョンが示された。

●【西尾商工会議所賞】 株式会社KAMAMESHI

発表テーマ「設備保全の老朽化から西尾市製造業を救うDXプラットフォーム『Kamameshi』」

▲株式会社KAMAMESHI 星野芳徳氏

近年、日本の製造業では生産設備の老朽化が進行しており、設備保全が大きな課題となっている。その際にネックとなるのが設備保全部品の調達だ。例えば特殊ベアリングなどの機械系の保全部品は、発注してから半年から1年後の納品になるなど、納期が長期化しており、必要な時に入手できないケースが多い。

また、制御基板などの電気系部品は生産サイクル短期化により、必要な時にはすでに生産終了となっていることが増えている。保全部品の調達がネックとなって生産ラインを長期間休止せざるを得なくなった企業も実際に現れているという。これは、多くの保全部品をストックしておく余裕のない中小企業において、とりわけ深刻な問題となる。

その一方、大企業では安全係数を見て予備部品を確保しているが、一定の保管期間が経過した未使用の部品は産業廃棄物として廃棄しているのが実情だ。

そこで、不要となった設備部品を保有する企業が、それを必要としている企業に販売することで、保全部品の社会循環を支えるプラットフォームが、株式会社KAMAMESHIの運営する「Kamameshi」である。いわば「製造業のメルカリ」だ。Kamameshiはさらに、社内で設備部品を管理するシステムも提供し、製品コードにより廃番品をチェックしたり、事業所間での情報共有をスムーズにする。

西尾市は伝統的に愛知県内でも製造業の割合が多い地域だが、近年は減少傾向にある。星野氏は、その西尾市で製造業が持続的に発展するための仕組みをKamameshiで構築したいとして、ピッチを締めくくった。

●【西尾信用金庫賞】株式会社Plaru

発表テーマ「AI旅行×地域連携で創る“魅力を巡るまち 西尾”」

▲株式会社Plaru COO/共同創業者 各務泰生氏

株式会社Plaruは、NTTで観光ビジネスに取り組んでいたメンバーにより、2024年に創業されたスタートアップ企業だ。創業から間もないにもかかわらず、すでに67自治体と連携する実績を上げている。

同社では、西尾市の観光課題を、「市内の観光客の滞在時間が少なく、消費が少ない」ことだと捉えている。その解決策として、デジタルマップ、ルート提案、データ分析などの機能を備えた旅行計画アプリ「Plaru(ぷらる)」に西尾の観光情報を集約し、点在する観光地を繋ぎ、周遊を促進する観光DXの実現を目指すのが今回の事業提案の骨子だ。

具体的には、デジタルマップ機能による地域の魅力の発信、ルート提案機能による旅行者の要望に応じた市内の最適な旅行ルート計画の立案、さらにデータ分析機能による旅行者の人流分析などが提供されるという。

すでに、一次選考後のブラッシュアップ期間において、西尾市内の375スポットがデジタルマップに登録され、さらに地域の魅力をひとつにまとめたおすすめマップの「オモロマップ」が6マップ掲載されており、今後も随時追加が予定されている。

これらの情報発信は、市内の高校生の協力を得ておすすめスポットや旅行のモデルコースを提案してもらったり、市内の店舗にチラシ設置やデータ収集などの協力を得たり、さらには、西尾観光協会で導入が決定されるなど、地域との密接な連携のもとに進められている。既に蒲郡市・岡崎市・西尾市の3市合同で観光協会との打合せも実施するなど、周辺自治体と連携した広域展開も目指している。

●株式会社LETO

発表テーマ「“はたらく”の地産地消がつくる西尾の未来」

▲株式会社LETO 代表取締役 たけだしのぶ氏

株式会社LETOは、主に、商工会議所・商工会の会員事業所に向けた求人支援をおこなっている企業だ。

現在、西尾市内の中小事業者には、「求人を出しても応募がこない」「求める人材に出会えない」という声があふれている。

一方で、求職者からは、地元にどんな企業があり、どこで求人募集をしているかわからないという声も多い。この要因には、既存の求人広告市場では、多額の費用をかけられない中小事業者は不利になることや、ハローワークに対して利用者がわかりにくさや敷居の高さを感じていることなどがある。また、働く時間や働き方などに制約がある求職者が応募企業と出会える場も少ない。そのため、求人する中小事業者と求職者に大きなミスマッチが生じているという。

そのミスマッチを埋めるべく同社が提供しているのが、地域特化型の仕事マッチングプラットフォーム「フェアコネ」だ。フェアコネは、西尾市に特化して、正社員やアルバイトといった従来型の雇用に加えて、求人を出すほどではないけれど、ちょっと手伝ってほしい「ちょい仕事」がある中小事業者と、地元での柔軟な働き方を求める求職者が出会うためのプラットフォームだ。

同社がこれまでに築いてきた、西尾市や商工団体、市内事業者などとのネットワークも活用しながら、従来の求人では拾えないニーズを発信することで地域の人材不足を解消することを目指す。

たけだ氏は「働いてほしい」と「働きたい」がつながり、誰もが自分らしく活躍でき、産業も暮らしも潤っていく、そんな未来を西尾市からはじめたいと述べ、ピッチを締めくくった。

●髙橋英眞 氏

発表テーマ「寺×西尾文化で紡ぐ、“和のリトリート”事業」

▲髙橋英眞氏

髙橋氏は、神戸大学農学部の3年生。大学入学後から起業部に所属しながら事業構築に挑戦し、NEDO開拓コース、J-StarX、Soil100に採択された経験を持つ。

髙橋氏の実家は、弘法大師(空海)が伝えたとされる柚子みそが伝承されていることで知られる盛松寺(大阪府)というお寺。盛松寺では、庫裏を改修して「集い・学び・体験」をテーマとしたコミュニティ「寺子屋」をオープンした。

その第一弾の取り組みとして、”天然香木のお香づくり&甘味と抹茶のお点前体験 −弘法大師ゆかりの古刹で−”のプログラムを実施したところ、寺院のホームページの告知と口コミだけで、2024年から翌年にかけて日本国内から約100名が来訪。さらに、2025年5月にはAirbnbオリジナルプログラムに登録され、アメリカから参加者7名が来訪している。2026年からは、厳選された上質な体験や非日常体験に出会える予約サイト「Otonami」に掲載され、2026年6月まで予約が埋まっている状況だという。

近年、日本全国の寺院は檀家や来訪者の減少などにより経営基盤が脆弱になっている。多くの寺院は、訪問者を増加させるための発信力が弱く、体験コンテンツなどを設計するノウハウも持たない。そこで、盛松寺での庫裡空間設計・体験コンテンツ構築・オリジナルマスコットキャラクター「ゆず坊」制作の経験および旅行会社等との連携をベースに、西尾の寺院と西尾文化をかけあわせた観光コンテンツ作りをサポートし、複数寺院の体験を束ねた周遊型の観光導線をつくるというのが、髙橋氏のプランだ。

それが実現できれば、現状では日帰り観光客が多い西尾市でも、観光客の周遊や滞在の長期化が見込めることとなる。また一方では、経営難に悩む全国の寺院を救う契機ともなる。髙橋氏は、「ほどける、ととのう、癒やしの西尾時間」を寺院から作っていきたいと述べて、ピッチを終えた。

【高校部門】 107チームから選ばれた最優秀賞は、自由研究キットを発案した西尾高校「やなぎねこ」チーム!

高校生部門のファイナリストは次の8チームだ(登壇順)。

<高校生部門ファイナリスト(高校名 チーム名)>

・愛知県立鶴城丘高等学校 「サマーピース」

・愛知県立西尾東高等学校 「ロコモーション号」

・愛知県立吉良高等学校 「ふらわーず」

・愛知県立西尾高等学校 「KOSEI」

・愛知県立西尾高等学校 「やなぎねこ」

・愛知県立西尾東高等学校 「Aの3乗N」

・愛知県立鶴城丘高等学校 「117」

・愛知県立西尾高等学校 「ヘ音記号」

この中から最優秀賞に選ばれたチームには、賞金10万円が授与される。以下、最優秀賞に加え、奨励賞を受賞した3チームのピッチを紹介する。

●【最優秀賞】 愛知県立西尾高校「やなぎねこ」チーム

発表テーマ「~広がる視野~ 新発見!デリバリーキット」

小学校の夏休みに課される自由研究は、意義のある総合的な学びの機会となる。しかし、それを手伝う多くの保護者にとって、何をテーマにするのかというアイデア出しや、実験プロセスなどが負担だと感じられてもいる。そこで、同チームは、自由研究のためのアイデアや材料、手順などをまとめてデリバリーキットとしてオンライン販売することを提案している。

キットの内容は、菊のカラーリングマム(白い輪菊を染料で染めた花)だ。実験の準備やまとめのフォーマットが用意されているので、最小限の手間で実験の楽しさを味わうことができるようなパッケージ構成となっている。

西尾はバラの産地として知られるが、実は菊も西尾の名産品のひとつとなっている。しかし、葬儀の減少などにより、菊の需要は衰退傾向にある。その西尾特産の菊を用いることで、単なる科学的な興味だけではなく、地元の菊産業への興味も育成されることが期待される。

●【奨励賞】 愛知県立西尾高校「へ音記号」チーム

発表テーマ「響け!shareサウンドカフェ ~音楽で西尾を明るい街に~」

楽器を持ち演奏はできるのに、演奏する仲間や機会がいないという人は多い。社会生活基本調査によると楽器を持つ人は人口の約10%。人口17万人の西尾市には1万7000人が存在すると推測される。

また、チームで独自に調査したところ、仲間と音楽をする機会が欲しいと答えた人は約80%いたそうだ。そこで、演奏愛好家を顧客とし、気軽に演奏ができて、音楽仲間とも繋がれる演奏場所を提供することが同チームのプランだ。

ビジネスモデルとしては、まず演奏場所として市内のカフェと提携する。そして、演奏したい顧客と、カフェで演奏を楽しみたい顧客の双方から参加費を徴収する。カフェとは直接金銭のやり取りはしないが、カフェにとっては、宣伝されて集客できることがメリットとなる。市内に演奏場所が増えることで、音楽の力による明るい街を実現したいとまとめられた。

●【奨励賞】 愛知県立西尾東高校「ロコモーション号」チーム

発表テーマ「あの給食を、あの学校で 放課後給食堂」

「ロコモーション号」チームが発表したのは、小中学校を利用して給食を提供する事業だ。チームが実施した調査では、もし学校で給食を食べられるなら参加したいかを問うたところ、80%以上の人が参加したいと答えたという。その際のポイントとなるのは、給食の内容よりも、どこで食べるか。つまり、懐かしい学校の教室で食べるという行為自体が、最大の体験価値になる。

そこで、西尾市内の小中学校を放課後に借りて、市内の飲食店の協力を得て給食を提供するというのが「放課後給食堂」の事業内容だ。個人で利用できるだけでなく、同窓会の会場としての利用も見込む。その場合、教室だけではなく、体育館などを借りることができれば、食事だけではなく、その後のレクリエーションも可能となる。

「あの給食を、あの学校で」を合い言葉に、西尾市での成功を基点として、愛知県内、ひいては全国に放課後給食堂を広めたいと、大きな夢が語られた。

●【敢闘賞】 高校生部門ファイナリスト全チーム

最終審査会に向け、事業づくりに尽力してきた高校生ファイナリスト8チーム全員に、愛知県信用保証協会と靴下や作業・防寒用手袋の製造・販売を手がける西尾市内企業・石川メリヤスより敢闘賞が贈られた。

【中村市長による総評】 チャレンジを後押しして、西尾をより豊かにしていく

プログラムの最後に、中村健市長から総評および閉会の挨拶があった。最初に、応募者、ピッチ参加者へのねぎらいの言葉がかけられた。そして、高校生部門については、提案内容が年々向上しており、ピッチも洗練されていると評価した上で、「自分たちがサービスの受け手としてだけではなく、プレイヤーとして街に参加できるということを覚えておいてほしい」と述べた。

▲西尾市長 中村健氏

また、一般部門については、いずれのビジネスプランも優れたものだったと高く評価し、今日をスタートにして、事業の実現を進めてもらいたいと期待感を表明。その際、大都会ではない西尾市においては、技術やノウハウだけではなく、情の面も大切にしてほしいと要望し、事業として形にしていく際には市もできる限りの協力をすると話した。

最後に、昨年の6月から市長3期目に就任した自身について、今期のテーマは「チャレンジ」だとして、今後も西尾の市民や企業の挑戦を後押ししたいとして、総評がまとめられた。

取材後記

一般部門の5社のビジネスプランは、いずれも西尾市の現状をつぶさに調査し、それを踏まえた上での地域ニーズや実現性の高い内容が揃っており、一次審査後に設けられたブラッシュアップ期間の成果が感じられるものであった。農業から製造業、観光業など、各ビジネスプランが対象とする産業が幅広いことも西尾市ならではの特徴かもしれない。また、高校生部門は、荒削りな部分もありながら、学生たちのリアルな生活実感から生まれたプランが多く、磨き上げれば着実に成果を上げられそうだと思われた。

『BiZCON NISHIO』は、市の職員のボトムアップで発案された企画であり、市長をはじめ市の後押しも力強く行われている。今年度の受賞プランからも、次代の西尾の産業を支える事業が生まれていくだろう。

(編集:眞田幸剛、文:椎原よしき、撮影:齊木恵太)

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  • 眞田幸剛

    眞田幸剛

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