
日本発レストランテックカンパニー・TableCheck、4.3億円の資金調達を完了—飲食業界のリーディングカンパニーが支援
世界中のレストランとゲストをつなぐプラットフォームを提供する株式会社TableCheckは、総額4.3億円の資金調達を完了したことを発表した。この資金調達は、飲食業界のリーディングカンパニーや個人投資家を含むSupporter(支援者)の頭文字を冠し、「シリーズSラウンド」として位置付けている。
日本の飲食業界を牽引する支援者たち
今回の資金調達には、株式会社ひらまつ、株式会社ワンダーテーブル、株式会社Plan・Do・Seeといった名だたる企業に加え、個人投資家の柏原光太郎氏、佐藤裕久氏、鈴木伸典氏も参加した。これらの企業や投資家は、テーブルチェックが展開するレストラン向けの予約・顧客管理システムに対する信頼を寄せており、同社の成長を支援する意向を示している。
支援者の声—業界を変革するテーブルチェックの力
株式会社ひらまつの代表取締役社長である三須和泰氏は、テーブルチェックのシステム導入の決め手について「開発チームの飲食店に対する強い思いとシステム開発への意欲に共感した」と述べ、現在の世界的な利用拡大に繋がった背景を語った。また、テーブルチェックの導入により、同社が掲げる「美しい味を、未来へ。」という企業理念を実現するため、今後も同社と協力し、飲食業界のデジタル化を加速させていく意向を示している。
個人投資家の柏原光太郎氏は、テーブルチェックが飲食業界発展のために行ってきた地道な活動に触れ、同社が開発した「ファストパス」などの製品について「今後もテーブルチェックにしかできない革新的な商品を期待している」とコメント。佐藤裕久氏も、テーブルチェックのシステムが多業態展開において高い相性を持つとし、同社の成長に大いに期待を寄せている。
テーブルチェックの未来—レストランとゲストを繋ぐプラットフォームの進化
テーブルチェックは、今後も飲食業界のDX化を進め、業界全体の革新をリードしていく考えだ。特に、予約・顧客管理システムの高機能化、ゲスト向けサービスの充実に向けた取り組みが期待されており、これらの技術革新は、レストランとゲスト双方にとっての利便性を大きく向上させるだろう。
加えて、グローバル市場への進出を加速させることも視野に入れており、今後の展開においては、海外拠点での成長も重要な要素となる。すでに、韓国、シンガポール、インドネシア、タイ、UAE、オーストラリア、香港、中国、インドなど、9つの国と地域に拠点を展開しており、テーブルチェックの影響力は国際的にも広がりつつある。
今回の資金調達は、その成長の加速に向けた重要なステップであり、今後の展開に大いに注目が集まるだろう。テクノロジーを駆使して、世界中のレストランとゲストを繋ぐ「Dining Connected」というビジョンを実現し、業界の未来を切り開くテーブルチェックのさらなる成長を期待したい。
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(TOMORUBA編集部)