
NO MORE×LED TOKYO、天井・床・壁の5面を映像が包む「没入型LEDブース」提供開始
テクノロジーで体験型・没入型エンタメをグローバルに提供する株式会社NO MOREとLEDディスプレイの提供を手がけるLED TOKYO株式会社は業務提携を締結し、「没入型LEDブース」の提供を開始した。これは、天井・床・壁の5面すべてをディスプレイで覆い、視野角すべてを映像が包みこむ「没入体験」を実現する、日本初導入のルーム型LEDプロダクトである(※2025年3月時点、NO MORE調べ)。
曲面ディスプレイで「映像に包まれる」体験を
高い耐荷重性能を備えている点も特筆に値する。人や什器を空間内に設置できるため、POP UPショップやブランドプロモーション、新商品発表、アート展示、フォトスポット、アトラクションやインタラクティブゲームまで、実に多彩なシーンに対応可能だ。さらに、遠方からの視認性も高いため、サイネージとしての用途にも優れている。
VRに代わる「ゴーグルレス」な没入体験
かつて「没入体験」と言えば、VRゴーグルによる視覚的アプローチが主流であった。しかし、その重量や装着の手間、体験が個人に閉じがちであるという課題があった。没入型LEDブースは、五感のうち視覚に全振りした空間演出により、より直感的かつ共有可能な没入体験を実現している。
こうした視覚中心の没入空間演出は、すでに海外では主流となっている。ラスベガスの「Sphere」など、360度LEDに囲まれる空間体験は、“体験慣れ”した訪日外国人にとってもスタンダードだ。今後、観光地や都市部を中心に、日本国内でもこうした演出の導入が加速していくだろう。
スタートアップ×テックで切り拓く、体験エンタメの未来
NO MOREは、2024年に創業したスタートアップである。国内外のコンテンツIPホルダーや不動産デベロッパーと連携し、テクノロジーを用いた新しい体験型エンターテイメントを開発・展開している。今回のLED TOKYOとの協業は、没入体験の裾野を広げる大きな一歩だ。
LED TOKYOのショールーム(東京都渋谷区)では、実際にこの没入型LEDブースを体験することが可能だ。販売・レンタルを問わず、用途に合わせた柔軟なソリューション提案が行われている。空間体験に新しさを求めるすべての企業にとって、検討に値する選択肢といえるだろう。
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(TOMORUBA編集部)