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【ホテル運営を効率化するテックカンパニーのSQUEEZE】 日本エスコン、日本ユニシスのCVCなどから総額9億円の資金調達

【ホテル運営を効率化するテックカンパニーのSQUEEZE】 日本エスコン、日本ユニシスのCVCなどから総額9億円の資金調達

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株式会社SQUEEZEは、事業強化を目的に総額9億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先は、株式会社日本エスコン、日本ユニシス株式会社のCVCであるキャナルベンチャーズ株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズだ。今回の増資により、現在の厳しい経済環境だからこそ世の中から求められている、損益分岐点を大幅に下げる同社の“クラウド型ホテル運営ソリューション(※1)”を国内に広め、観光立国に貢献することを目指す。

 

資金調達の目的

SQUEEZEは日本における民泊・ホテル・旅館などの宿泊業界が抱える、固定費負担が重い財務構造、労働力不足、宿泊施設経営を効率化するうえで有用な諸データの活用不足という課題を、仕組みとテクノロジーによって解決できるソリューションを提供している。

通常のオペレーションでは宿泊施設としての事業化が困難なため、国内で有効活用されていない不動産、人の空き時間を有効活用することで、宿泊業の立場から日本の観光資源の活性化を通じて、観光立国に貢献することを目指している。

これまで総額約13億円の資金調達を行い、“クラウド型ホテル運営ソリューション”のコンセプトの確立、効率化を実現する宿泊事業者向け運営SaaSである「suitebook」の開発、および約2,500室への導入、人材採用、オペレーションの確立、約10棟の次世代型ホテルの運営を行ってきた。近年、当社のソリューションが評価され、大手の不動産会社、鉄道会社をはじめ複数の企業と提携を行い、順調にクラウド型ホテルを増やしている。

こうした状況下、SQUEEZEは今回調達した資金を活用し、ソリューションのさらなる品質向上、より多くの宿泊施設への提供を通じ、事業成長を加速していく考えだという。

日本エスコンとの事業連携内容

今回、引受先となった株式会社日本エスコンとは事業連携も行う。日本エスコンは、不動産開発事業を軸として、都市や地方の再開発事業、ホテル供給、投資不動産開発など幅広い不動産事業を行っている。本連携により、日本エスコンの物件仕入力、収益物件の企画開発力と当社の“クラウド型ホテル運営ソリューション”により、世の中に新たな価値を提供することを目指すという。

また本連携を機に、両社の強みを活かしたあらゆる事業連携の可能性を検討する。直近では、経済環境の悪化に伴い、不動産オーナー、オペレーターの変更を余儀なくされている不動産の価値向上、日本エスコンの収益物件の利益率向上などに取り組んでいくという。

※1: クラウド型ホテル運営ソリューションとは、ICTとクラウドワーカーを活用して省人化された宿泊施設の運営ノウハウを、機能ごとに分解(アンバンドル)して宿泊施設に提供することにより、宿泊業界の大きな課題である重い固定費を変動費化することで、損益分岐点を下げGOP(営業粗利益)の大幅な向上を見込める宿泊施設運営を可能にするサービスだ。また、ICTを活用することで非対面でのチェックイン・アウト業務を可能にし、当社のオンラインコンシェルジュが多言語でのゲスト対応・予約対応をすることで、1つの拠点から複数の宿泊施設を最適に運営管理できることを強みとしている。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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