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観光事業者向けのタビナカDXプラットフォームを提供するNutmegがプレシリーズBラウンドで約5億円の資金調達を実施

観光事業者向けのタビナカDXプラットフォームを提供するNutmegがプレシリーズBラウンドで約5億円の資金調達を実施

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旅行・レジャーにおける観光事業者向けのタビナカDXプラットフォーム「Nutmeg(ナツメグ)」を提供するNutmegLabs Japan株式会社は、約5億円のプレシリーズB資金調達を実施した。

資金調達の概要

調達金額:5億円

調達方法:エクイティファイナンスを通じて実施

取引先一覧

・ALL STAR SAAS FUND

・Coral Capital

・Carbide Ventures

・Rice Capital

直近の事業状況

同社が提供する「Nutmeg」は、観光DXを推進し、観光における顧客体験を向上させることでタビナカを自由にするSaaSプラットフォームだ。インバウンド需要への適切な対応や業界内の人手不足を解消するため、販売から現場業務まで一貫して対応できるオールインワン型のサービスを提供している。観光業界に特化したSaaSスタートアップとして、日本の観光業界の未来を支える次世代型のプラットフォームとなっている。

2023年5月に発表したシリーズAから約1年6ヶ月の期間で以下の成長を遂げている。

・流通額:350%以上増加

・導入の事業者数:500社以上

・NRR:140%以上

従来はツアーやアクティビティ等を運営する小規模事業者が主要な顧客だったが、テーマパークやリゾートホテルなどの大型の観光施設、バス・フェリー・観光船等の交通インフラを担う事業者にも導入しており、日本の観光を支えている多くの観光事業者に支持されている。

これは単なる予約・決済システムの提供に留まらず、2024年に発表した新しいサービスであるCRM・MA・デジタルマップ等を複合的に活用することで、観光事業者の稼ぐ力を強化するとともに、タビナカにおける顧客体験を飛躍的に向上させるプラットフォームとしての価値に評価をいただいているからだという。

一方で、人手不足に悩む観光事業者の課題を解決するため、オペレーションサービスの展開も開始。デジタルチケット等を活用することで、入場業務の50%以上の削減や、発券管理業務を80%削減した事例も生まれている。

調達資金の使途

今回の調達による資金は、「Nutmeg」の開発および営業体制の強化に活用する予定。サービス開発ではマルチプロダクト化を推進すさることで観光事業者の多様なニーズに応える製品を提供するとともに、AIを含めた最新の技術を用いて観光業界の人手不足解決に向けた次世代のソリューションを開発する。

営業体制においては、観光施設や交通事業者に加え、宿泊施設やDMO及び自治体など、新たな市場への拡販を進めていく。特に、2024年8月にリリースした「デジタルマップ機能」は、新しい顧客層から高い評価を得ており、さらなる市場拡大が期待されている。

同社は、観光の現場における非効率を解消することで、観光業界の深刻な人手不足の解消にも寄与するとともに、日本のインバウンド観光をさらに促進することを目指している。日本経済活性化の鍵となる約4,000万人を超す訪日外国人客のスムーズな受け入れを観光事業者レベルで支援し、世界中の観光客がより現地体験を楽しめる「自由なタビナカ」の実現を目指してサービスを提供していくという。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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  • 小岩井悠太

    小岩井悠太

    • 不動産投資会社
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  • 谷口靖弥

    谷口靖弥

    • 個人事業主
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