本田圭佑氏率いるベンチャーキャピタルX&KSK、153億円の資金調達を完了
プロサッカー選手であり起業家でもある本田圭佑氏が率いるベンチャーキャピタル「X&KSK」が、総額約153億円の資金調達を完了したことを発表した。当初設定された150億円の目標を超え、多くの金融機関や事業会社、国内外の個人投資家からの出資が集まり、参加した主要投資家には、三井住友銀行やSBIグループ、GMOインターネットグループ、東急不動産などが挙げられている。
デカコーン創出への挑戦具体的なファンド概要
「日本初のデカコーン創出」をミッションに掲げるX&KSK。本田圭佑氏は「これまでの歴史を振り返れば、デカコーンの創出は非常に困難な挑戦です。しかし、日本のポテンシャルを信じ、これを実現する責任を感じています」と語る。さらに、「次の戦いの舞台となるAIおよびその周辺産業において、日本がどのように挑むかが、未来を左右する」と述べ、X&KSKとしてはAIだけでなく最先端技術や革新的なビジネスへの投資を進める方針を示している。
同ファンドのメンバーには、本田氏をはじめ、楽天やGE、Zyngaなどの大手企業で豊富な経験を持つ人物や、国内外で投資や戦略立案を手掛けた専門家が名を連ねている。また、各メンバーはそれぞれの専門性を活かし、起業家たちの夢を実現するための強力なバックアップ体制を構築している。
具体的なファンド概要
今回の資金調達により、「X&KSK I 投資事業有限責任組合」のファンドの総額は約153億円となった。組成は昨年2024年2月だが、運用期間は10年間で、さらに2年間の延長が可能。今後は世界を舞台に活躍できる可能性を秘めた企業への投資を行い、日本発のデカコーン創出を目指す。
1990年代のインターネット、2000年代のスマートフォンの普及により生まれた産業で日本が世界の主役になれなかった背景を踏まえ、本田氏は次なる戦いの場がAI産業であることを確信している。これに対応すべく、X&KSKは最先端技術に積極的に投資を行い、次世代の産業を牽引する存在となることを目指す。
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(TOMORUBA編集部)