IoTエンジン「alie+」を開発・運営するアクセルラボ、3.9億円の資金調達を実施
株式会社アクセルラボは、シリーズBラウンドにて、石田克史氏を引受先とした第三者割当増資により、3.9億円の資金調達を実施した。同資金調達により、シリーズBの累計資金調達額は12.7億円になる。また、同資金調達をもって、シリーズBラウンドをクローズした。
資金調達の資金使途
今回実施した資金調達は、事業領域及びサービス領域の更なる拡大に向けて、以下3点に充当する予定。
① ソフトウェア投資及び研究開発に係る開発資金
② IoTデバイスの調達資金
③ サポート体制の拡充及び新規採用に係る人件費等を含む運転資金
資金調達の目的と今後の展望
同社は、「『空間』にテクノロジーを遍在させて『シームレスな世界』をデザインする」というミッションのもと、IoTを軸としたサービスを提供。IoTを制御するために必要なソフトウェアであるIoTエンジン「alie+」の企画、開発、運用を通じ、主に住宅領域を中心にスマートホームサービス「SpaceCore」を展開している。また、「alie+」は、同社が提供するサービス「SpaceCore」のみならず、他社が提供するサービスや事業者向けにもIoT技術を提供。
また、同社の特徴として、IoTエンジンなどのソフトウェア開発だけでなく、各種IoTデバイスの調達や導入時における設置・工事等をはじめ、IoT導入企業やユーザーへのテクニカルサポートを同社で行うなど、IoTをワンストップで提供できる点にあるという。
今回の資金調達は、現在同社が進めているプロジェクトをはじめ、新機能にかかる開発資金及びIoTデバイスの安定供給を目的としたデバイスの調達資金の確保を目的としている。また、同社のIoT導入拡大に伴い、ユーザーサポート体制の拡充や採用拡大を目的とした運転資金にも充当していく予定だという。
同社はこれまでに、シリーズAで25.5億円の資金調達を実施しており、シリーズBでの調達額を合わせて約38.2億円の資金調達を実施。今回、シリーズBにおいては、必要な成長資金を確保できたことから本ラウンドをクローズした。
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