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EV充電インフラのTerra Motors、総額40億円のシリーズC資金調達実施

EV充電インフラのTerra Motors、総額40億円のシリーズC資金調達実施

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EVをもっと身近にすることを目指してEV充電インフラ「Terra Charge」を提供するTerra Motors株式会社は、シリーズCラウンドで総額40億円の資金調達を実施したことを発表した。大阪ガス株式会社を始めとし、東京センチュリー株式会社、住友三井オートサービス株式会社、ペガサス・テック・ベンチャーズを引受先とした第三者割当増資等により資金調達を実施した。

テラモーターズは、「“日本発、世界一“を自らの手で。」をミッションに掲げ、2010年の創業以来、一貫してEV事業をグローバルに展開してきた。2022年4月に日本でEV充電インフラ事業に新規参入し、EV社会拡大のブレーキとなってしまっている充電インフラの不足解消に取り組んでいる。従来のEV事業によって磨かれてきた開発力・現場力により初期費用やランニングコストを抑えるという画期的なインフラを国内で初めて実現し、EV充電インフラの導入を加速度的に推進していた。

日本の充電インフラ網構築に向け、マンション等の基礎充電だけでなく、お出かけ先で補給をする目的地充電、ホテル、ゴルフ場でのインフラ構築もスタートし、生活に欠かせないプラットフォームとなるべく、国内外での事業成長を続けているという。

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資金調達の背景と目的:国内で圧倒的No.1を目指す

日本でも2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、電源の脱炭素化に合わせたEVの普及拡大が求められている。EVの普及には充電インフラの整備が必須である一方で、まだEVが普及しきらない中での充電インフラ導入は、初期費用やランニングコスト面での合意形成の難しさから、なかなか進まないことが社会課題となっている。

テラモーターズでは、EV充電インフラにおける社会課題を解決すべく、補助金と潤沢な自己資本による「初期費用もランニングコストも無料」で導入ができる充電インフラを2022年4月に国内で初めて提供し、マンションをはじめ自治体、ホテル、ゴルフ場等で採用されるなど、日本の充電インフラ網の構築に取り組んでいるという。

今回調達した資金は、充電インフラ網の拡充を加速するとともに、ソフト・ハード・サービスのさらなる開発、EVを基軸としたエネルギーマネジメントやデマンドレスポンスによる電力需給調整といった事業領域の拡大、そしてテラモーターズの活動を実現するための採用・組織体制強化への投資に活用するものだそうだ。

今後とも「EVをもっと身近に」することを目指し、人々の生活に欠かせないプラットフォームとして、国内のEV化推進に貢献し、圧倒的なシェアNo.1獲得に向け邁進していくという。

資金調達概要

調達方法:第三者割当増資等

調達金額:40億円

第三者割当増資引受先(敬称略、順不同):大阪ガス株式会社、東京センチュリー株式会社、住友三井オートサービス株式会社、ペガサス・テック・ベンチャーズ

資金使途:プロダクト開発、事業領域の拡大、採用・組織体制の強化

投資家からのコメント

大阪ガス株式会社 理事 新規事業開発部長 佐藤 克峰氏

本提携を通じて、Terra Motorsとともに、お客さまへの充電インフラ拡充、再生可能エネルギーを含む電力供給、EV充電のエネルギーマネジメントによるお客さまの電力料金の最適化や、車載蓄電池を活用したデマンドレスポンスによる電力需給調整にも取り組みます。Daigasグループは、様々なステークホルダーとともに社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」の創造を目指します。

東京センチュリー株式会社 常務執行役員 佐藤 耕一郎氏

本提携を通じて、EV関連ビジネスにおける連携を図り、当社のマテリアリティの一つである「脱炭素社会への貢献」に資する取り組みをさらに加速してまいります。東京センチュリーは、パートナー企業との共創による「金融×サービス×事業」を融合したビジネスモデルを展開し、お客さまの事業の発展ならびに社会課題の解決に貢献する金融・サービスを提供することにより、環境に配慮した循環型経済社会の実現に貢献します。

住友三井オートサービス株式会社 EV&カーボンニュートラル戦略推進部長 中村 憲治氏

住友三井オートサービス(SMAS)は、EV関連事業における実績と事業ノウハウを有し、EV充電インフラサービス分野でスピーディーな推進力を発揮するTerra Motors社と資本業務提携いたしました。本提携を通じて、当社は自動車リース事業を基軸としつつ、EVシフト推進の事業戦略を強化し、さらに加速します。

様々なお客さまのニーズに柔軟にお応えしながら、カーボンニュートラル社会の実現とサステナブルな未来に貢献してまいります。

ペガサス・テック・ベンチャーズ 創業者 兼CEO アニス・ウッザマン氏

この度、EV時代を過去からも牽引してきているTerra Motors社に追加投資することができたことを、非常に嬉しく思っております。現在世界中で脱炭素化が叫ばれている中、日本におきましてもEV普及が重要な課題となっています。しかしながら、他の先進国に比べその普及が大きく遅れています。その主要因の一つがEV充電インフラの未成熟さにあります。この課題に対し、Terra Motors社がこれまでの経験を活かし、強力な推進役になることが期待されており、我々ペガサスチームとしても、同社のさらなる成長を支援していきたいと考えています。

Terra Motors株式会社コメント

創業者 取締役会長 徳重 徹氏

私たちは、EV充電サービスの事業では最後発となりますが、斬新なビジネモデルをご評価いただき、EV充電インフラ設置の受注数については、すでに国内でトップクラスになっています。

今回皆様にご出資いただけたことは非常に喜ばしく、私たちがインフラと社会を大きく変革していく未来に向けて、大きな一歩となりました。今回調達した資金により、まずは、日本国内で1年以内に、圧倒的なシェアの獲得を目指してまいります。2010年からEVハードメーカーとしてEV産業を牽引してきたリーダー企業の責任を果たすべく、必ずやり遂げます。

代表取締役社長 上田 晃裕氏

いま私たちは、社会に対しての新たなソリューション提供に挑戦しています。この度、私たちの目指す未来に共感いただき、多くの皆様のご支援をいただけたことを心から嬉しく思っています。今回の資金調達を契機に、グローバルな事業成長を加速させるのはもちろんのこと、組織体制の強化にも投資をしてまいります。

世界で戦える、新しいソリューション提供ができる会社というのは、なかなかありません。一緒に世界一を本気で目指したいと興味を持ってくださった方は、ぜひMeetyやHPよりご連絡ください。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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