
EV充電インフラのテラチャージ、シリーズDラウンドで総額204億円を調達
EV充電インフラを全国に展開するTerra Charge株式会社は、シリーズDラウンドの後半として新たに104億円の資金調達を完了した。これにより、シリーズDラウンド全体では総額204億円(前半:100億円/後半:104億円)の調達となり、累計調達額は261.4億円に達した。
資金調達の背景と目的
当社は「すべての人とEVにエネルギーを」をミッションのもと、企業・自治体などの施設向けにEV充電器の設置・運用を一気通貫で提供し、EVユーザー向けにEV充電器の利用・決済ができるアプリ「Terra Charge」を提供している。2022年4月にEV充電インフラ事業を立ち上げた後、日本国内でのEV充電器の設置数は1.5万口(2025年3月末時点)を突破している。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速。経済産業省は、EV充電器の設置目標を「2030年までに30万口」(現在約6.8万口 *1)と掲げ、全国的に充電環境の整備が求められている。
テラチャージは、EV充電インフラ不足の課題を解決すべく、今回調達した資金により、充電インフラ網の拡充を加速するとともに、サービスのさらなる技術開発、海外事業の展開、そして本活動を実現するための採用・組織体制の強化への投資に活用する。
*1経済産業省「充電インフラ整備促進に関する取組」
資金調達概要
・調達金額:104億円
・調達方法:エクイティ・デット調達
・調達先(敬称略、順不同):みずほ銀行、あおぞら銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行、その他金融機関を含む
・資金用途:EV充電器の設置拡大、人材採用、開発、海外拡大
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(TOMORUBA編集部)