農業ロボットベンチャー・AGRIST、自動収穫ロボットを活用した次世代農業パッケージの開発を目的に資金調達を実施
農業ロボットベンチャーのAGRIST株式会社は、プレシリーズBラウンドで資金調達を実施した。同ラウンドでは、新規投資家として「DRONE FUND株式会社」、「食の未来ファンド(kemuri ventures合同会社)」、「株式会社アイキューブドベンチャーズ」、「みずほキャピタル株式会社」、「未来創造キャピタル株式会社」に加えて、既存投資家の「インキュベイトファンド株式会社」、「ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社」、「株式会社ドーガン・ベータ」、「株式会社宮崎太陽キャピタル」の合計9社を第三者割当増資の引受先として調達した。
資金調達の目的
100年先も持続可能な農業の実現には、収益性の高い「儲かる農業」へと農業の構造から変革していくことが必要だ。アグリストは、自動収穫ロボット「L」を代表とするテクノロジーを活用して、農業の生産性を向上する事で収益性の高い農業を実現するという。また、「儲かる農業」モデルは既存の農業と比較して収益性が高いだけでなく、環境負荷低減の役割にも期待ができる。
今回の調達資金では、自動収穫ロボットの開発力を強化することに加えて、自らで「儲かる農業」を営農していく為の農場及び資材の費用やパッケージ開発費に活用するという。
今後の展望
ロボットを活用した次世代農業を自らで体現し、日本、世界へ展開していくという。これにより、100年後も世界の豊かで確かな食を未来の子どもたちに残していくことを目指す。さらに、ロボットが収集・蓄積したビッグデータを解析し、農業生産性の向上、バリューチェーンの最適化の実現に向けて取り組んでいくという。
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