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次世代クレジットカードの「ナッジ」 | シナジー追求を目的とした事業会社・CVC向けのシリーズA 追加調達を完了、累計資金調達額は約35億円に

次世代クレジットカードの「ナッジ」 | シナジー追求を目的とした事業会社・CVC向けのシリーズA 追加調達を完了、累計資金調達額は約35億円に

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日本におけるチャレンジャーバンクを目指すナッジ株式会社は、「One Capital」をリード投資家とするシリーズAラウンドにおいて、新たに「KDDI Open Innovation Fund」「伊藤忠商事」「住商ベンチャー・パートナーズ」「三菱商事」「三菱UFJイノベーション・パートナーズ」「博報堂DYベンチャーズ」「ベルシステム24ホールディングス」「SMBCベンチャーキャピタル」「みずほキャピタル」「NOBUNAGAキャピタル」などが参加することになったと発表した。これにより、シリーズAラウンドの総額は、当初計画を超える23.5億円となり、2020年2月の創業からの資金調達総額は35億円超となる。

シリーズA追加調達の背景と目的

2020年2月創業のナッジは、2021年9月の第一弾サービス「次世代クレジットカードNudge」の事業開始以来、株主とのオープンイノベーションを発揮し、1枚からでも独自券面でのクレジットカードの発行や、NFTをカード利用特典として提供する”Cashless to earn”の実証実験、自治体や地元企業と連携したグリーンフィンテックに関する取り組みなどでクレジットカード業界のイノベーションをリードしてきた。

また、成人年齢引き下げにあわせて、各種セキュリティを強化するとともに、高校や大学などでの金融教育を実施するなど、「使いやすいスマホアプリ」や「いつでも返済ができる」といったユーザー体験だけでない、総合的な安心・安全に配慮したサービス提供を行っている。

Nudgeと提携する企業や団体が開設する「クラブ」も、サービス開始時点では約15クラブだったが100クラブに迫り、スポーツやエンターテイメント分野に加えて、各種社会貢献活動、EC店舗などの利用者の幅広いニーズに挑戦している。

シリーズAとしては、2022年6月に「One Capital」「Mind Fund Group」及び 既存投資家である「Insignia Venture Partners」 「Spiral Capital」「デジタルガレージグループ(DG Daiwa Ventures)」「FINOLAB FUND」などを引受先とする増資を行ったが、上記の事業展開をさらに強固に推進するために、事業シナジーが見込める事業会社及び金融機関(いずれも傘下CVCを含む)を対象としたシリーズA追加調達を実施したそうだ。

今後も、未来の金融体験を生み出す「次世代型金融機関にふさわしい」財務基盤を構築するため、事業遂行及び拡大に必要な資金調達をエクイティ・デット両面で継続的に実施していく計画だという。

各社からのコメント

■KDDI株式会社 事業創造本部 BI推進部長 舘林 俊平 氏

『沖田さんとナッジ社が描く「未来の金融体験を創る」ミッションと、フィンテック×クリエイターエコノミーという新しい取り組みに今回ご一緒できることをうれしく思っています。

decentralizedなWeb3時代において、個人のエンパワーメント、ファンエンゲージメントは、新たなマーケットを産むメガトレンドだと認識しており、IPやエンターテイメントが様々な領域に染み出していくような世界が作り上げられていくと確信しています。

今回の出資を契機に、KDDIはナッジ社との連携や新規事業の共創を通じ、「Web3時代のチャレンジャーバンクの実現」という挑戦を支援していきます。』

■伊藤忠商事株式会社 情報・金融カンパニー 金融・保険部門 金融ビジネス部長 松尾 英俊 氏

『シリアルアントレプレナーである沖田社長のもと、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」をミッションに掲げるナッジ社へ出資する機会を頂き大変感謝しております。

コロナ禍によりキャッシュレスニーズがより一層高まる中、クレジットカードビジネスを皮切りにWEB3.0時代のチャレンジャーバンクを目指すナッジ社と共に「未来の金融ビジネス」を創造していくことを楽しみにしております。

今回の資本業務提携を機に、伊藤忠商事としてクラブ開拓サポートのみならず、伊藤忠グループのリテール金融サービスをはじめとした機能を最大限ご提供させて頂くことで、ナッジ社のビジネス拡大をサポートして参ります。』

■住商ベンチャー・パートナーズ株式会社 代表取締役社長 山木 英裕 氏

『クレジットカードという古くて新しいツールで、これもまた古くて新しいテーマであるキャッシュレスの世界に、スタートアップらしく風穴を開けようという沖田さんとチームの皆さんの発想のユニークさに魅かれて、この度、投資機会を頂戴することができました。感謝申し上げます。ファンマーケティングという、独自のモデルでカードユーザーが増え、日本のキャッシュレス社会がさらに発展することを期待しております!住友商事グループとしても微力ながら、新たなファンマーケティングとクレジットカードのモデルを共に構築していければと思います。』

■株式会社三菱UFJイノベーション・パートナーズ Chief Investment Officer:佐野 尚志 氏 Vice President:尾高 孝祐 氏

『次世代型クレジットカードである「Nudge」のプロダクトは、「好き」を応援するというユーザー目線、且つアプリベースの先進的なUIを提供しており、Z世代等若い世代への新たな価値提供をしています。

法人・行政向けへも提携先の収益・ファンコミュニティーの拡大や、地方創生・グリーンフィンテックなど社会課題解決にも繋がっており、またスポーツチーム、地方自治体・企業など提携先も拡大していることから、従来型の提携カードのビジネスモデルやクレジットカードを使った決済体験を大きく変えていくポテンシャルを感じております。

Web3・NFTなどの新しい技術も積極的に活用し、こういった先進的な取り組みを、スピード感をもって推進できる経験豊富なメンバーも揃っていることから、今後のWeb3時代のチャレンジャーバンク実現に向け、MUIPとしてグループとの協業の可能性を模索していけることが非常に楽しみです。』

■株式会社博報堂DYベンチャーズ マネージングパートナー 取締役COO 武田 紘典 氏

『若者を中心にいまや一般的となった「推し活」は、生活者の価値観や行動に大きな変化をもたらしており、消費活動の観点からも注目されています。

ナッジが提供する「次世代クレジットカードNudge」は、多様なアーティストやスポーツチームに新たな収益源をもたらすだけでなく、ファンにとっても普段の消費活動が自然に「推し活」に置き換わることから、結果的に新たなクリエイターエコノミーの創出にまで繋がるサービスです。

ナッジの金融テクノロジーと博報堂DYグループの生活者発想やクリエイティビティを掛け合わせることで、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」というナッジのミッションの実現に向けて共にチャレンジしていきたいと思います。』

■株式会社ベルシステム24ホールディングス 代表取締役 社⻑執⾏役員 CEO 野⽥ 俊介 氏

『Fintech領域において幅広いネットワークを持ち活躍されてきた沖田社長が率いるナッジ社が提供するサービスは、ユーザーや提携先の幅広いニーズに応えるだけでなく、既存のクレジットカード業界の課題も解決できる発展性のある事業と確信しています。

今回の出資を機に人材の交流も視野に入れ、共にサービスを開発、推進していく中で、大きなシナジーを生み出していけることに期待しています。』

■SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第二部 次長 田口 修 氏

『「Web3時代のチャレンジャーバンク」として、未来の金融体験を生み出すことを目指すナッジ社に期待し、投資させていただきました。ファン組織に限らず、自治体や様々な「コミュニティ」と個人が金融を使って結びつくサービスコンセプトは革新的で、沖田社長の金融業界でのご経験と融合することでWeb3時代の新しい金融サービスとして飛躍するものと信じており、ナッジ社の成長を応援していきたいと考えております。』

■みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長 大町 祐輔 氏

『Nudgeは、簡単な申込やアプリでの利用管理等、既存カードでは出来ない体験をユーザーに提供し、また、提携パートナーに対しても、収益拡大及びロイヤル顧客への新たな価値提供の実現、という双方に価値のある次世代型クレジットカードです。スポーツチームに加えて自治体にて地方活性化に活用する事例も出て来ており、「推しを応援」しながらキャッシュレス化等の社会課題解決が出来るユニークなサービスです。また、web3/NFTへの活用も展望し、Fintech業界で経験豊富な沖田代表の手腕による今後のサービス展開にも期待しています。みずほキャピタルをはじめ、みずほグループは当社のビジョン実現をサポートして参ります。』

■NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社 代表取締役 峠 清孝 氏  チーフ 太田 匡紀 氏

『連続起業家の沖田代表のこれまでの経験に期待するとともに地域のスポーツクラブや自治体・企業をはじめ、地域コミュニティの魅力発信や新たなファンづくりに寄与できると感じ、投資させていただきました。「推し」を応援できる次世代型クレジットカードは、若い世代を中心とした新たなお客さまへのアプローチ機会の創出につながると考えます。今後は、ナッジ社とともに十六フィナンシャルグループの持つリソースを最大限活用し、「未来の金融」を描いていきます。』


関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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