【バカン×東京ミッドタウン八重洲】飲食店の混雑を抑制ー空き情報配信サービス「VACAN」を提供開始
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカンは2022年9月17日より、三井不動産株式会社が運営する東京ミッドタウン八重洲内にある飲食店3店舗の混雑情報の、施設内のデジタルサイネージ(電子看板)やウェブサイトへの配信を開始する。混雑状況の検知はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて行われる。これにより利用者は店舗まで行かずとも、混雑状況を手元で確認できるようになる。
導入について
今回の導入では東京ミッドタウン八重洲地下一階にある飲食店3店舗の空き状況を検知する。検知はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を利用して行われる。店のリアルタイムの空き状況は、ピーディーシー株式会社が提供するコンテンツ管理プラットフォーム「OneGATE(ワンゲート)」※とAPI連携を行うことで、同施設内に設置されたデジタルサイネージや同施設のHP上で確認できるようになる。混み具合の情報は、店舗内に設置したAIカメラを用いて判定・更新される。
※ OneGATE(ワンゲート)は「散材しているコンテンツやデータを集約し、WEBやデジタルサイネージなどの自社メディアを強化させるためのコンテンツ配信・メディア管理・APIデータ連携・分析のスマートな運用を実現するメディアプラットホーム」
導入店舗
・芝蘭担々麺
・鳥開総本家
・フリホーレス
▲表示イメージ(左:デジタルサイネージ用表示画面、右:スマホ用表示画面)
導入の背景
東京ミッドタウン八重洲では、今回の導入によって次の2つの課題解決を目指すという。
①利用者の利便性向上
東京ミッドタウン八重洲では、同一フロアに飲食店が複数あるため店舗ごとの混み具合を把握することが難しく、現地に行かずとも事前に手元や店内のサイネージから一括で混雑情報などを知りたいといったニーズがあった。
②施設の密の回避
コロナ禍においては、感染拡大防止のために密の回避などが求められる。これは東京ミッドタウン八重洲でも例外ではなく、人が同時刻に1箇所に集中し「密」になる状態を防ぐことが求められる。
混雑情報を事前に知れることで、昼食などで混みやすいお昼時にオフィスワーカーをはじめとした利用者の分散利用が促進されるといった効果も期待される。これにより快適なショッピング体験とコロナ対策を両立した、店舗環境の実現を目指すという。
混雑情報可視化の仕組み
混雑状況の可視化にはバカンが提供している、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」 https://corp.vacan.com/service を活用する。VACANでは様々な方法で空きや混雑を検知/配信できるが、今回は店舗内に設置したカメラの映像をもとに空き状況を自動で判定する。店員の作業なども必要なく、既存のオペレーションを変えることなく混雑状況を可視化できる。これまで全国の百貨店やデパートなどに導入されている。
▲サービスの仕組みイメージ
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