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ヘルステックスタートアップのUbie、シリーズCファーストクローズで35億円の資金調達を実施

ヘルステックスタートアップのUbie、シリーズCファーストクローズで35億円の資金調達を実施

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Ubie株式会社は、シリーズCファーストクローズにて35億円の資金調達を実施したことを発表した。今回のラウンドでは新規投資家として農林中金キャピタル株式会社、NVenture Capital株式会社、第一生命保険株式会社、エッグフォワード株式会社等、既存投資家として株式会社スズケンを引受け先としている。なお、累計調達額は79.8億円となるという。

資金調達の目的と背景

Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションとし、世界でも数少ない生活者・患者と医療機関双方への直接的接点を有するスタートアップ企業だ。AIをコア技術とし、医療の入り口である「問診」にフォーカスした3つのサービスを提供してきた。

生活者・患者向けには疾患の早期発見・医療機関への受診支援を目的とし、気になる症状から関連疾患と疾患に関する詳細情報、近隣の医療機関などの医療情報を調べられる症状検索エンジン「ユビー」を提供する。開始から約2年で月間500万人が利用するサービスへ成長しているという。

医療機関向けには、病院・クリニックでの問診のデジタル化と病名辞書により、医療現場の業務効率化をサポートする「ユビーAI問診」を提供する。2018年の提供開始以来全国1,000以上の医療機関に導入されている。また、2021年に開始した生活者・患者と医療機関をデータ連携する事前Web問診サービス「ユビーリンク」は、15,000以上の医療機関が登録し、スムーズな受診・診察にも貢献している。

同社は今後、かねてより注力してきた生活者・患者と医療機関の連携のみならず、製薬企業との連携も強化していく。健康長寿社会の実現に向けて、疾患の早期発見・早期治療開始が長年重要視されているが、依然多くの課題が残っている状況だという。例えば、重要な課題として、生活者・患者が適切なタイミングで適切な医療機関を受診すること、医師が専門外の疾患や希少疾患に関する膨大な量の最新情報を把握・更新し続けること、製薬企業が自社の疾患・医薬品に関する情報や科学的知見を適切に情報提供し続けること、などが挙げられる。これらはいずれも医療情報および疾患や健康に関連する情報の専門性の高さに起因するところが大きく、テクノロジーによる課題解決に期待が寄せられている。そこで、同社の医療プラットフォーム上で3者をつなぎ、製薬企業が持つ疾患・医薬品についての情報や科学的知見を、生活者・患者と医療機関にとって必要なタイミングで届け、それぞれの課題を解消する、これまでにない医療体験の創造を目指していくという。

調達資金の使途

今回調達した資金は、製薬企業向け事業の人員増強に充当するという。2021年末の組織立ち上げから既に国内外の大手製薬企業20社以上との取引があり、今回の資金調達を機に事業開発及びグロースを一層加速させていく。また、引き続き医療機関の喫緊の課題である働き方改革・業務効率化を支援するための医療機関への「ユビーAI問診」の導入とサクセスを担う医療機関向け事業の人員も増強するという。さらに、生活者向けサービス症状検索エンジン「ユビー」のシステム開発ならびに、さらなる認知度向上を目的としたマーケティング施策の実施にも充当する。

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションの実現に向け、医療プラットフォームを通じたこれまでにない医療体験の創造とその普及を国内外で目指す。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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コメント5件

  • 木元貴章

    木元貴章

    • 有限会社Sorgfalt
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  • 萩広史

    萩広史

    • Belle fleur
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  • 根崎優樹

    根崎優樹

    • 株式会社nuage
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