介護ワークシェアリング「カイスケ」運営のカイテク、3.7億円の資金調達を実施
カイテク株式会社が、はたらくFUND、三菱UFJキャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、プラス株式会社 、他個人投資家を引受先とする第三者割当増資により、3.7億円の資金調達を実施した。今後は、事業投資ならびに人材採用を本格化することで、サービスのさらなる普及・拡大を加速していくという。
資金調達の背景
同社は、「超高齢社会の日本を成功に導く。」をVISIONとして掲げ、介護人材不足問題の解決を目指し、業界初の介護ワークシェアリング『カイスケ』のサービス開発・運営をしている。
日本は、人類が未だ経験したことがない「超高齢社会」に直面しており、2025年には国民の約3人に1人が65歳以上になると推計されている。
介護業界では、年々人材不足の問題が深刻化しており、2025年度末までに約32万人、2035年には約69万人の介護人材の確保が必要(※1)とされている。
この人材不足時代において「取り合い」ではなく「助け合い」の世界の実現を目指している同社の『カイスケ』へのニーズが高まっている。 この状況化の中で、同社は今回の資金調達で事業拡大・人材採用の強化を進め、待ったなしの社会課題解決への貢献を加速していくという。
(※1)厚生労働省:「介護人材確保に向けた取り組み」より
介護ワークシェアリング『カイスケ』について
『カイスケ』は有資格の介護職に従事する人が空いた時間を活用し、介護事業所にてスポットですぐに働けるサービス(※2)。「介護資格証の認証→仕事探し→仕事確定→勤怠管理→事業所/ワーカー評価→給与受取」までアプリ1つで完結する。
(※2)サービス紹介サイト
2020年1月(テスト運用期間含む)からスタートし、現在では登録介護職のワーカー数は11,000人以上、登録事業所数は700事業所以上となった。また、国からの受賞(※3)をはじめとして、各界からの評価が高まっている。
(※3)受賞歴
・総務大臣賞 受賞:総務省及び国立研究開発法人情報通信研究機構 共催「令和2年度起業家万博」
・グランプリ 受賞:経済産業省 主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020 アイデアコンテスト部門」
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