三菱UFJ信託銀行とFinatextホールディングスの子会社のスマートプラスが運用商品のオンライン販売に向けた合意書を締結
株式会社Finatextホールディングスの子会社で証券事業を行う株式会社スマートプラス(以下「同社」)と、三菱UFJ信託銀行株式会社は証券ビジネスプラットフォームBaaS(Brokerage as a Service)を活用し運用商品をオンライン上で開発・提供していくための、業務提携検討に関する基本合意書を締結した。なお、同社は第二種金融商品取引業の登録を予定しており、同サービスの提供は登録の完了が必要となる。
背景
同社は、コミュニティ型株取引アプリSTREAMの提供をはじめ、様々な事業者と提携し、ユーザーニーズに寄り添ったサービスを提供してきた。一方、三菱UFJ信託銀行では、2019年4月より実績配当型の金銭信託「投資の一歩」を全国の店頭で販売を開始するなど、これまで安全で安定した運用商品を利用者に提供している。
今回、三菱UFJ信託銀行と業務提携することで、三菱UFJ信託銀行が組成する信託商品を同社が提供するBaaS上で取扱うことを目指すという。
同社はこれまで株式や投信などの運用商品を提供してきたが、同業務提携により、リスクを抑えた貯蓄性のある金銭信託をBaaSラインナップに加えることができ、今までリスクを伴う株式や投信の運用商品に抵抗感を持っていた個人投資家へ新たな選択肢として同商品を提供することを目指すという。
三菱UFJ信託銀行はこれまでのチャネルに加えてBaaSを介した強力な販売チャネルを獲得することとなり、投資初心者など今までリーチできていなかった投資家層の獲得などBtoCビジネスの拡大が見込まれる。
業務提携内容
1)第二種金融商品取引業の登録
同社は三菱UFJ信託銀行と募集の取扱い契約を締結し、同社が実績配当型合同運用指定金銭信託を販売する事業の立ち上げを検討していくという。
それに伴い、同社が第二種金融商品取引業の登録を行い、三菱UFJ信託銀行が発行する信託受益権の募集の取り扱いを行う予定。
なお、今回両社で提携した事業の展開スケジュールについては、関係当局の登録が完了した段階であらためて案内するという。
2)株取引アプリSTREAM(ストリーム)での取り扱い
第一弾として、BaaS上で展開される同社の株取引アプリSTREAMで同商品の取り扱いを予定している。
同社は、これまでのBaaSと同様にパートナー戦略で事業拡大を目指していくという。
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