博報堂×三井物産グループ×ドットミー | クライアント企業に向けた新商品の企画から販売までを、一気通貫で支援する業務提携契約締結
株式会社博報堂は、三井物産株式会社などが出資して設立した株式会社ドットミーへ第三者割当増資を引き受ける形で出資参画するとともに、博報堂、三井物産、ドットミー3社で消費材メーカーなどのクライアント企業向けに新商品の企画から販売までを一気通貫で共同推進するための業務提携契約を締結したことを発表した。
背景
博報堂は、2018年より三井物産と共に“生活者のつぶやきをマーケティング資産にかえる”英国Black Swan Data社のAI予兆分析ツール“Trendscope”の国内導入を推進するなど、協業を続けてきた。その成果として現在ドットミーが運営する「Cycle.me(サイクルミー)」ブランドについて、”ブランディング領域の強みを供出しながら”試作開発から製造工程の構築期間含めてスタートから開発に伴走し、共同でPoCも進め、2021年の本格ローンチを推進した。
今回博報堂、三井物産、ドットミーの3社は、消費材メーカー企業などのクライアント企業向けに新商品の企画から販売までを一気通貫で共同推進するための業務提携契約を締結した。Cycle.meブランド運営で構築した知見を活かし、“Trendscope”データ分析による機会分析から商品開発・原料調達・製造・販売のバリューチェーンのDX化により、スピーディな商品化を目指す。
さらにドットミーを販売元とするテストマーケティングを行うなど、「独自の商品開発・販売スキーム」を、消費財メーカーを中心とした企業に提供する。従来の商品カテゴリーや自社のみの開発にとらわれない形で、様々な社外パートナーとも協業するアジャイル型での新しいブランドづくりが可能となる。
▼「独自の商品開発・販売スキーム」
今後、博報堂、三井物産、ドットミー3社一体となり、博報堂の生活者発想・クリエイティビティと三井物産グループのネットワーク力を掛けあわせ、クライアント企業とともにオープンイノベーション型の新商品開発及びブランドづくりを追求していく考え。
(左から博報堂常務執行役員 名倉健司氏、ドットミー代表取締役社長 知念孝祥ジョナサン氏、三井物産流通事業本部長 執行役員 長田務氏)
ドットミーについて
ドットミーは、生活者のニーズを中心に据え、自前主義に縛られることなく、クライアントや協業する企業などのパートナーと一緒に志ドリブン/オープンイノベーション型の共同開発を積極的に手掛け、真に優れたブランドをつくっていくことを目指している。自社ブランド事業の「Cycle.me(サイクルミー)」に加え、パートナーとの共同開発事業(味の素株式会社との共同開発ブランド「粥粥好日(カユカユコウジツ)」をテストローンチ済み)などを通じて、当社のビジョンとして掲げる「自分らしく生きる、をつくる。」を実現する商品を、生活者に届けている。
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