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MICIN × ジュピターテレコム | 「J:COMオンライン診療」にMICINのオンライン診療サービス「curon」を提供

MICIN × ジュピターテレコム | 「J:COMオンライン診療」にMICINのオンライン診療サービス「curon」を提供

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株式会社MICIN(マイシン)は、株式会社ジュピターテレコム(J:COM)と協業し、J:COMが2021年7月よりサービスを開始する「J:COMオンライン診療」に、MICINのオンライン診療サービス「curon(クロン)」を提供すると発表した。

背景にある課題

日本は超高齢化社会を迎え、慢性疾患患者の増加や医師の地域偏在など、様々な医療課題を抱えている。その解決策として、医療へのアクセスと在宅医療のクオリティ向上を可能とする、ICT を活用した遠隔医療に期待が高まっている。さらに新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の時限的・特例措置として、オンライン診療の実施条件の規制緩和が行われている。しかし、現在のオンライン診療の受診者は、約8割が40歳以下(※1)であり、通院患者の大半を占める(※2)シニア世代には受診への障壁があるのが現状だ。

※1: 出典:厚生労働省「第14回オンライン診療の適切な実施に 関する指針の見直しに関する検討会資料」

※2: 出典:令和1年 年国民生活調査

協業で取り組む内容

「J:COMオンライン診療」は、J:COMが1,398万世帯に提供するケーブルテレビインフラと地域密着の対面サポートの強みを生かし、家庭のテレビで診察などが受けられ、サポートも充実した、ケーブルテレビのインフラを使用した国内で初めての遠隔医療サービスだ。

MICINは2019年にJ:COMと共同で、慢性疾患を抱える60歳代以上の患者を対象に、テレビ上でオンライン診療を受ける実証実験を行い、有用性の検証、J:COMが開発するシステムと「クロン」システムの連携開発を進めてきた。

今回サービスが開始される「J:COMオンライン診療」は、家庭で普段から利用されているテレビに、J:COMが開発したアプリを搭載したSTB(CATVチューナー機器)を接続し、医療機関向けにMICIN が提供するオンライン診療サービス「クロン」を経由して診療を受けることを可能にする。

患者は日頃使用しているテレビ画面上で、医療機関の診察予約から問診、WEBカメラを通じて診察などが受けられる。医療機関側は、「クロン」にて予約/問診の確認、ビデオ通話による診療、決済、処方せんの配送等を行う。

また、患者・医療機関ともに、機器の設置や初期設定、操作方法などは、J:COMスタッフが訪問または電話で対応し、患者・医療機関は継続的に利用サポートを受けることができる。

なお、サービスは第一弾として、2021年7月1日(木)から東京都杉並区、練馬区、板橋区、北区、埼玉県和光市、新座市、千葉県木更津市、君津市、袖ヶ浦市、富津市で提供が開始され、年度内にはすべてのJ:COMエリア内での展開が予定されているという。

 

オンライン診療サービス「curon(クロン)」とは

クロンは、株式会社MICINが2016年4月に提供を始めたオンライン診療サービスだ。患者はスマートフォン、パソコン、タブレットから、医療機関はパソコンまたはタブレット端末を使用し、予約から問診、診察、決済、処方せんや医薬品の配送手続きまでをオンラインで完結させることができる。

クロンは2021年1月時点で約5,000の医療機関に導入されている。また、MICINが提供する薬局向けオンライン服薬指導サービス「curon(クロン)お薬サポート」と連携しており、患者は同じ「クロン」アプリ上で、薬剤師によるオンライン服薬指導、決済、薬の配送サービスを受けることもできる。

<クロンのサービス紹介サイト>

医療機関向けサイト: https://curon.co/

患者向けサイト: https://app.curon.co/

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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