ゴルフダイジェスト・オンライン × 日立製作所 × 三菱HCキャピタル | ゴルフ場で「指静脈認証」を用いたチェックイン・決済の実験を開始
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン（GDO）、三菱ＨＣキャピタル株式会社、株式会社日立製作所は、このたび、GDOが運営するGDO茅ヶ崎ゴルフリンクス（旧・茅ヶ崎ゴルフ倶楽部）にて、5月21日より指静脈認証を用いたゴルフ場へのチェックイン（入場）やプレー費用の決済に関する共同実証を開始したことを発表した。
共同実証の目的・背景
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、財布やカード、スマートフォンを使用することなく、指静脈などの生体認証にて行うキャッシュレス決済は、非対面での決済手段として、その導入への期待が高まっている。また、屋外で三密を回避可能なスポーツとして注目されるゴルフ競技においても、受付時における接触機会の軽減などが望まれている。
今回の共同実証は、ゴルフ場への入場や決済時における指静脈認証の有用性、無人受付の運用を検証することで、各種手続きの簡素化、利用者の利便性向上、混雑状態の回避などを図る目的で実施する。将来的には、無人受付の活用で、利用者のニーズは高いものの、スタッフの配置が困難な早朝や薄暮プレーといった新しいゴルフスタイルの推進を支援するなど、ゴルフ場のサービス拡大、働き方改革の実現に貢献したい考えだ。
共同実証の内容
今回、実証実験を行うGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスは、ドレスコードの撤廃など、既存のルールに捉われない、画期的な取り組みに定評のあるゴルフ場だ。通常、利用者は受付時に記帳し、現金または電子マネーによる支払いが必要だが、今回の共同実証では、受付に指静脈認証装置を2台設置し、受付の無人化を試行する。実証システムには、日立独自技術のPBI（※1）を用いた生体認証統合基盤サービス（※2）を活用することで、入場手続きや決済処理における高い安全性と利便性を実現したという。
※1: PBI（Public Biometric Infrastructure）：指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録・照合することで、安全かつ確実に本人を特定する日立の独自技術
※2: 日立製作所ニュースリリース（2020年10月29日）「安全な生体認証を実現するクラウドサービス『生体認証統合基盤サービス』を提供開始」 なお、今回の共同実証では、加盟店契約会社としてユーシーカード株式会社、決済代行会社としてGMOペイメントゲートウェイ株式会社のサービスを利用。
今後の展開
今後、3社は、今回の実証実験を踏まえ、GDOが提携するゴルフ場への指静脈認証の展開を図る。また、日立と三菱ＨＣキャピタルは、三菱ＨＣキャピタルの強固な顧客基盤を活用し、ゴルフ場と同様のニーズを有するさまざまな業界に対し、生体認証の普及に取り組んでいく計画だという。
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